1975年に第30番と第31番でスタートした、
マウリツィオ・ポリーニ(Maurizio Pollini)による全32曲の
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ録音がついに完結!
『ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ全集』(UCCG-1681〜8 6,500円 + 税)と、こちらの全集からの分売である
『ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第16番〜第20番』(UCCG-1691 2,800円 + 税)が11月19日(水)に発売されます。
ポリーニは1942年ミラノ出身、現役ピアニストのなかでもっとも尊敬を集める人物の一人です。1960年、18歳の若さでフレデリック・ショパン国際ピアノ・コンクールに審査員全員一致で優勝し、一時期沈黙を守って研鑽を積み、1968年に演奏活動を再開。ドイツ・グラモフォンに、
ショパンやベートーヴェン、
シューベルト、
シューマンなど、膨大な録音をしています。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタは、ビューローがピアノ音楽の『新約聖書』と呼んだように、クラシック音楽全体のなかでも中核を成すもっとも重要なレパートリーのひとつ。当時劇的な発展を遂げたピアノという楽器と、ベートーヴェン自身の芸術や作曲様式の発展を辿る32の傑作です。すべてのクラシック・ファン、ピアノ学習者必携の本作。今後、ベートーヴェンを語るうえで欠かせない全集の誕生です。