5年半ぶりのアルバム『+-（プラス・マイナス）』（2015年）を発表後、約半年の間に3度来日したデンマークのロック・バンド、ミュー（MEW）が、ニュー・アルバム『ヴィジュアルズ』（品番・価格未定）を4月28日（金）に発表します。

　2年という彼らにしては短いインターバルでリリースされるアルバムは、コペンハーゲンでバンドのセルフ・プロデュースにより制作され、1年に満たない短期間で完成。アルバム・ジャケットは京劇の孫悟空を連想させるインパクトのあるものとなっています。収録曲「Carry Me To Safety」とメンバーがアルバムを紹介するティーザーが公開中。


　ミューらしい多幸感あふれるスローなものから、実験的な80sポップ風のものまで、多彩な楽曲ひとつひとつには昨今の国際情勢を反映させた独立した物語があるとメンバーのヨーナスは語っています。「昨年は多様なレベルでかなり暗い1年であったように思う。だから歌詞は自発的に出てきたと言ってもいいんじゃないかな。今この場所に銘記されるような大切なリマインダーなんだ」

　またバンドのコンディションも良いようで、「前作で行なったツアー中はクリエイティヴィティの限界に達してしまうかと思うほど曲を書きまくって、最高の状態だったんだ。だからいつもの制作サイクルを一度打ち破ってみるのがとても正しいことに思えた。いつものように3年〜4年待つんじゃなくて、ワールド・ツアーで蓄えたエナジーを使って成り行きのままにアルバムを作りたくなったんだよ」とも語っています。