マイケル・ブーブレ 2003/11/14掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
ミュージシャンなどの玄人連中に多大な影響を与えた
エアプレイでお馴染みの
デヴィッド・フォスター。鍵盤奏者として、AORシンガーとして、また映画音楽の作曲家として、残した名盤は数限りなく・・・。まさに世界でもトップクラスのスーパープロデューサーのフォスターが自信を持って送り出すニューフェイスの登場です! まるで
チェット・ベイカーを思わせる甘い歌声とルックスを兼ね備えたその男の名は
“マイケル・ブーブレ”。ジャケ写を見れば、ほら綺麗! カナダからやって来たこのヤサ男、すでにカナダ、オーストラリアなど5ヵ国でプラチナ・ディスクを獲得、イギリスでは全英アルバムチャート初登場6位、アメリカでもゴールドディスク目前となっているケタ外れの大型新人のデビュー・アルバム
『マイケル・ブーブレ』、たいへんお待たせしました。いよいよ来年の1月21日に発売の国内盤(WPCR-11764 \2,079(税込))で本邦初公開となります!
昨年の1月、全く同じ頃にコンコードからイケ面のジャズヴォーカリスト、、
ピーター・シンコッティがデビューしたし、JAZZ界では新人アイドルの発掘が盛んなようですが、マイケル・ブーブレの個性は、もちろんシンコッティとは全く違うもの。プロデューサーがデヴィッド・フォスターだけに、バックがバラエティ豊かな凄腕を揃えて来ました!
参加メンバー:
デヴィッド・フォスター(ピアノ、プロデュース)
バリー・ギブ・ビージーズ(ヴォーカル)
ブライアン・ブロンバーグ(ベース)
ディーン・パークス(ギター)
ヴィニー・カリウタ(ドラムス)
ランディ・ウォルドマン(ピアノ)
ジョニー・マンデル(ストリングス・アレンジ)
どうです? 個人的に驚いたのは、ジョニー・マンデルがアレンジで参加してる所ですね! なんて豪華なアルバムなんでしょう!? 比較的、コンテンポラリーな人選だと思いますが、アルバムの内容を聞いて納得。収録曲は
ヴァン・モリソンの「ムーン・ダンス」とか
ペギー・リーの「フラッシュ」とかかなり渋いんですが、フォスターの弁によると、70年代〜80年代の曲を40年代っぽい音に仕上げたとの事で、なるほど、熱気ムンムンのオールド・スウィングなのに、曲が
スティーヴィー・ワンダーだったりと、かなり面白い! 他に
ジョージ・マイケル、
フランク・シナトラ、ルー・ロールズなどの曲をカバー。新しくて懐かしい、かなり新鮮なジャズ・アルバムです!