ドイツの名指揮者
クルト・ザンデルリンク(Kurt Sanderling)の三男で、現在ヨーロッパで熱い注目を集めている指揮者
ミヒャエル・ザンデルリンク(Michael Sanderling)と名門オケ、
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団とのソニー・クラシカルへのビッグ・プロジェクトの第1弾
『ベートーヴェン: 交響曲第6番「田園」&ショスタコーヴィチ: 交響曲第6番』(SICC-30255 2,600円 + 税)が2月24日(水)にリリースされます。
ミヒャエルは、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と
ベルリン放送交響楽団の首席チェリストを歴任したのち、2000年以降指揮者として活動を始めた旧東ベルリン出身の音楽家。父クルトの音楽的素養を受け継ぐ伸びやかな音楽性に加え、チェリスト出身ならではの弦楽パートへの緻密な目配りの行き届いたフレッシュな音楽解釈、とくに初期ロマン派までのレパートリーにおけるピリオド演奏様式を積極的に取り入れた独自のスタイルで評価を高めつつあります。12月には東京都交響楽団の〈第798回 定期演奏会Aシリーズ〉に登壇し、話題を呼びました。
本プロジェクトは、「(ベートーヴェンとショスタコーヴィチは)西洋音楽の根幹のひとつである交響曲の完成者と終結者」というザンデルリンク独自の視点に基づき、
ベートーヴェンと
ショスタコーヴィチ2人の交響曲全曲を録音していくという内容。ミヒャエルが2011 / 2012シーズンより首席指揮者を務める、ドレスデン・フィルとのレコーディングです。本アルバムは、それぞれの交響曲第6番2曲をカップリング。謎めいたショスタコーヴィチでは作曲家と親しかった人間ならではの慧眼が光り、「田園」ではピリオド演奏スタイルを貫くことで作品の持ち味を活かした演奏となっています。