『
シェルブールの雨傘』『
ロシュフォールの恋人たち』『
おもいでの夏』などの音楽を手がけたフランスの映画音楽界の巨匠にして、名ジャズ・ピアニストの
ミシェル・ルグラン(Michel Legrand)が、初の本格的クラシック・レコーディングとなる最新作『
ミシェル・ルグラン: ピアノ協奏曲、チェロ協奏曲』(SICP-31057 2,500円 + 税)を4月26日(水)にリリース。
1950年代からジャズ、映画音楽の分野で活動を開始し、ジャズ・ピアニストとしては自己名義のアルバム『
Legrand Jazz』(1958年)で
マイルス・デイヴィス(Miles Davis)と共演するなど、世界的に活躍してきたルグラン。もともとはパリ国立高等音楽院で、20世紀の重要な作曲家を数多く世に送り出した名教育者 / 作曲家であるナディア・ブーランジェ(Nadia Boulanger)に師事し、クラシックの基礎を学びました。過去には出世作の『シェルブールの雨傘』をピアノとオーケストラのための交響組曲にアレンジ、
ロンドン交響楽団とも録音しています。
本アルバムは、ルグラン生誕85周年を記念してのリリース。ジャズや映画音楽のテイストと現代音楽の技法が織り交ざり、色彩感あふれる洒脱で快活でモダンな世界が広がる意欲作となっています。「ピアノ協奏曲」ではルグラン本人がソリストを務め、「チェロ協奏曲」ではロストロポーヴィチ国際チェロコンクールなど数々の入賞歴を持ち、現代音楽にも造詣が深い気鋭のチェロ奏者
アンリ・ドマルケット(Henri Demarquette)がソリストを担当。この「チェロ協奏曲」はドマルケットのために書き下ろされた楽曲で、作曲家本人のピアノと共演した貴重な録音となります。共演は名門
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団で、2015年より同オケの首席指揮者を務める指揮者
ミッコ・フランク(Mikko Franck)がソリストをサポート。2016年9月、パリでの最新録音です。
■2017年4月26日(水)発売
『ミシェル・ルグラン: ピアノ協奏曲、チェロ協奏曲』SICP-31057 2,500円 + 税
[収録曲]
ミシェル・ルグラン:
01. ピアノ協奏曲
02. チェロ協奏曲
[演奏]
ミシェル・ルグラン(p / 01, 02) / アンリ・ドマルケット(vc / 02) / ミッコ・フランク指揮フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
[録音]
2016年9月5日〜26日 フランス パリ ラジオ・フランス・オーディトリウム