MIKA(UK) 2009/08/14掲載(Last Update:09/09/15 13:07)
80〜90年代の華やかなポップ・アルバムから
クルト・ワイル、50年代の歌手
パティ・ペイジや70年代のシンガー・ソングライター、
ハリー・ニルソンまでさまざまな影響を次々と消化し、独自のカラフル・ポップで音楽ファンを虜にしている
MIKA。待望の2ndアルバム
『ザ・ボーイ・フー・ニュー・トゥー・マッチ』が9月16日、日本先行発売されることが決定。先行シングル「ウィー・アー・ゴールデン」は、ダウンロード版が8月17日に、そしてCDが9月7日にリリース予定です。
今回のニュー・アルバムは、2年をかけてロンドンとロサンゼルスでレコーディング。ゲストとして、ザ・シーウィンド・ホーンズ(
マイケル・ジャクソンの『オフ・ザ・ウォール』『スリラー』で演奏)、イモージェン・ヒープ、ファイナル・ファンタジー/
アーケイド・ファイアで活動するオーウェン・パレット、そしてスチュワート・プライスらが参加しています。アルバムについてMIKAは、前作よりもより成長を遂げた作品であると説明。「
『ライフ・イン・カートゥン・モーション』では、幼少時代のことを数多く取り上げていた。今回のニュー・アルバムは、10代の青年期により近いね。“どこに立ち戻ったらいいんだろう? こういった様々なことが起きる前、そもそも僕が曲を書き始めた動機は何だったっけ?”って考えたんだよ。17、18歳だった頃の感覚が、僕はすごく好きだったんだ。それであの当時の気持ちに戻りたいと思ったんだよね」。
シングル曲「ウィー・アー・ゴールデン」は、MIKA自身が作詞・作曲を手掛け、グレッグ・ウェルズと共同プロデュースした、アルバムのオープニングにふさわしい壮麗な爆発性パワー・ポップ・ナンバー。アンドレ・クラウチ・ゴスペル・クワイア(マドンナの「ライク・ア・プレイヤー」に参加したことで有名)が、怒濤のようなバッキング・コーラスで花を添えており、また、子供たちが「We are not what you think we are, WE ARE GOLDEN」(僕たちは、あなたが思ってるような人間じゃない/僕らの前途は洋々なんだ)と叫ぶ、壮大なコーラスが強烈な印象を与えています。このシングルには、
カルヴィン・ハリスや、
ミルウェイズ、ドン・ディアブロらによる素晴らしいミックスも複数用意されています。
他にも、今回のアルバムに収録されている新曲には、軽快なパーカッションに足を踏みならすようなピアノ、そしてうっとりするようなコーラスとが融合している「Blame It On The Girls」や、オーウェン・パレットが掻き鳴らすヴァイオリンの雫がちりばめられ、スチュワート・プライスがプログラミングを加えている「Rain」などが含まれています。シンセのクッションの上をMIKAの美しい声が軽々と浮遊している「Rain」は、真正ダンスフロア・アンセムだと言える仕上がり。感動的なバラードから砂糖がけした口当たりのいいコーラスに至るまで、幅広い視野と並外れたメロディ・センスだけでなく、曲の中の“物語”の素晴らしさも感じさせるアルバムになっています。
さらに同日には、ライヴDVD
『ライヴ・イン・パリ』のリリースも決定。MIKA史上初のスタジアム・ショウの模様を収めたもので、2008年夏、55,000人を超える観客を前に、パリの象徴的なスタジアム〈Parc Des Princeスタジアム〉で行なわれたライヴを映像化。MIKAの素晴らしいアニメーションの世界をテクノロジーの世界へ持ち込み、音楽的にも視覚的にも華やかなライヴとなった本公演。彼のすべてのヒット曲が披露されたばかりでなく、新曲やサプライズ楽曲も披露。さらには空を飛ぶピエロ、タップ・ダンスを踊る宇宙飛行士、100の足を持つ龍、カン・カンを踊る大きな女性たちなどさまざまなサーカス・パフォーマーたちが登場したポップ・ショウとなっています。このステージ・セットはイングリッシュ・ナショナル・オペラの監督を務めるEs Devlinが手がけ、また、クリスチャン・ルブタンがこのショウのためにMIKAの靴を作り上げ、さらにイギリス人デザイナー、マシュー・ウィリアムソンはオープニング・ナンバー「リラックス」で身につけられているシルバーのジャケットをデザイン。さまざまなクリエイターと手を組みこだわりの詰まったライヴになっています。
このDVDには、独占ドキュメンタリー映像も収録。ビハインド・ザ・シーンが細かく取り上げられており、まばゆいほど輝かしい衣装、素晴らしい振り付け、息を呑むほどのプロダクションなどの制作風景が取り上げられています。また追加のボーナス素材として、「ロリ・ポップ」のビデオや「グレース・ケリー」のJools Hollandsショウにおけるパフォーマンスなどが収録されています。MIKAのオリジナリティが100%発揮された、まさにエンタテインメントといえるライヴの映像化、MIKAファンのみならずすべての芸術を愛する人にオススメです!
※9月16日発売
ニュー・アルバム
『ザ・ボーイ・フー・ニュー・トゥー・マッチ』
(
初回限定低価格盤/UICI-9039 税込 1,980円)
(通常盤/UICI-1085 税込2,200円)
01. ウィー・アー・ゴールデン
02. ザ・ガールズ
03. レイン
04. Drジョン
05. アイ・シー・ユー
06. ブルー・アイズ
07. グッド・ゴーン・ガール
08. タッチス・ユー
09. バイ・ザ・タイム
10. ワン・フット・ボーイ
11. トーイ・ボーイ
12. ピック・アップ・オフ・ザ・フロア
13. ウィー・アー・ゴールデン (アコースティック・バージョン)※
※13.=ボーナス・トラック
※9月16日発売
ライヴDVD
『ライヴ・イン・パリ』 (UIBI-1026 税込4,200円)
01.序章
02.リラックス(テイク・イット・イージー)
03.ビッグ・ガール(ユー・アー・ビューティフル)
04.マイ・インタープリテイション
05.ビリー・ブラウン
06.ホーリー・ジョニー
07.エニィ・アザー・ワールド
08.リング・リング
09.スタック・イン・ザ・ミドル
10.レイン
11.ジャスト・キャント・ゲット・イナフ
12.ハッピー・エンディング
13.ラヴ・トゥデイ
14.グレース・ケリー
15.アニマル・プレイ
16.ロリポップ
17.グレース・ケリー(Acoustic Version)
18.リラックス(テイク・イット・イージー)(Rave)
Extras
■ドキュメンタリー〜メイキング映像
■ボーナス・ビデオ/ライヴ・パフォーマンス
• ロリポップ ビデオ
• グレース・ケリー(Live From Jools Holland’s Hootenanny 2007.)