モダン・ジャズ史上最大のイノヴェーターとして知られるトランペット奏者、
マイルス・デイヴィス(Miles Davis)が、ワーナーに移籍した1985年に録音したものの、その後発表されることなく眠っていた幻のアルバム『
ラバーバンド』(CD WPCR-18258 2,400円 + 税)が9月6日(金)に発表されます。
オリジナル・セッション時のプロデューサーでもあったランディ・ホールとゼイン・ジャイルズやデイヴィスの甥にあたるヴィンス・ウィルバーン・ジュニアは録音から32年後の2017年に、
レデシーや、
ダニー・ハサウェイの娘、
レイラ・ハサウェイを迎えて追加レコーディングを行ない、その音源の一部は2018年のレコード・ストア・デイで『RUBBERBAND EP』として発売されました。9月に発売される『ラバーバンド』は全11曲入り。85年のデイヴィスが目論んでいた、ファンクやソウルのグルーヴを大胆に取り入れたサウンドの全貌が明らかになります。
オリジナルのレコーディング・セッションでは、デイヴィスがトランペットとキーボードを担当。キーボードに
アダム・ホルツマン、
ニール・ラーセン、ウェイン・リンゼイ、パーカッションに
スティーヴ・リード、サックスにグレン・バリス、そしてドラマーに甥のヴィンス・ウィルバーン・ジュニアを迎えていました。ジャケット・カヴァーにはデイヴィスによる絵画がレイアウトされています。