奇人Al Jourgensenがピアスの数を増やしてカムバック! 2007年の11thアルバム
『The Last Sucker』、翌年のカヴァー・アルバム
『Cover Up』を最後に、解散を宣言した
MINISTRY(ミニストリー)ですが、昨年早くも復活! ニュー・アルバム『Relapse』(写真)を携えての帰還です! 同作がボーナス・トラックを追加収録した
国内盤(IUCP-16134 税込2,700円)となって4月18日(水)に発売です。
MINISTRY解散後、旧友たちとの
REVOLTING COCKSを再始動、アルバム『Sex-O Olympic-O』をリリースしたものの、潰瘍の破裂により死の淵を彷徨うこととなってしまったAl。なんとか一命をとりとめた彼は休養期間を経て、BUCK SATAIN & THE 666 SHOOTERS名義での変態カントリー・アルバムをリリース。十分に充電された状態で満を持してのMINISTRY復活です!
12枚目のフル・アルバムとなる本作。ブッシュ政権の政策に連なる政治的風潮を痛烈に批判した3部作
『Houses Of The Mole』(2004)、
『Rio Grande Blood』(2006)、
『The Last Sucker』(2007)をリリースしたMINISTRYですが、まだまだ言いたいことが仰山あるんじゃ!とばかり、強烈な仕上がり! 様々な音楽的要素やAlらしいブラックなユーモアを、クロスオーヴァー・スラッシュとポジパン / ポスト・パンクに落とし込んだような変態メタル作品で、
S.O.D.の名曲「United Forces」カヴァーも見事にハマっています。初期からの盟友Mike Scaccia(元RIGOR MORTIS)をはじめ、Tommy Victor(
PRONG)、Tony Campos(ASESINO / PRONG /
SOULFLY)といった共作する仲間達の手腕も見事。今年11月に行なわれるアメリカ合衆国大統領選挙に向けて、毒を吐きまくります!