MISIAが日本人初として、中国・湖南TVの超人気音楽番組「歌手SINGER」に出演し、復興応援ソング「明日へ」を熱唱、話題を呼んでいます。
2020年で8回目の放送を迎える「歌手SINGER」は、中国国内外から実力のある歌手が集まり、その歌唱力と表現力をもって、視聴者投票による順位を競うという番組で、MISIAは2020年2月7日の放送より参戦し、7人の歌手との戦いに挑んでいました。
第1回目の放送で、MISIAは「逢いたくていま」を披露。日本語での歌唱にも関わらず「全くミスのない完璧なパフォーマンスで、言葉がわからなくても歌のストーリーが伝わってきた」と視聴者から絶賛の声が相次ぎ、日本人アーティストが中国の音楽番組で歌唱すること自体珍しいとされる中で、“音楽は国境を越える”という言葉を体現しました。
また、第3回目の放送では、新型肺炎感染拡大の影響により日本から生中継という形で出演し、MISIA自ら選んだ、東日本大震災の復興応援ソングとして発表の「明日へ」を熱唱。東日本大震災時の時のように、音楽を通してエールを届けたいという想いから、ステージ上で約1万本のキャンドルに火を灯し、新型肺炎と戦う中国へ復興の祈りを捧げながらパフォーマンスを行いました。
歌唱は日本語で行なわれたものの、MISIAたっての希望により一部、中国語で歌う一幕も。歌唱後、MISIAが涙を浮かべながら「一緒にがんばろう」と中国語でメッセージを告げると、現地のスタジオから拍手が沸き上がりました。放送後、中国では「言葉は分からないものの涙が止まらない」というコメントが多く寄せられ、視聴者投票でも見事1位を獲得し、中国全土にて話題となっています。
なお、MISIAは公式サイトなどで“Love for China”と題し、新型肺炎に対する支援を実施。「加油中国(がんばれ中国)」と書かれたメッセージを掲げYouTubeに動画をアップし支援を呼びかけています。必要物資を購入する寄付金を集めるなど、精力的に活動するMISIAは、「今だからこそ、世界中が想い合い助け合うことが大切だと思っています。私がアーティストとして出来ることは、人の心を癒したり勇気づけたりできることだと思いますので、“一起加油(いっしょに頑張ろう)”という気持ちをもって音楽を届けていきたいと思っています」と語っています。