小澤征爾が館長を務める水戸芸術館のレジデント・オーケストラ、水戸室内管弦楽団。クオリティの高い演奏で内外から賞賛されています。その小澤征爾と水戸室内管弦楽団によるライヴ録音『ベートーヴェン: 交響曲第4番・第7番』（UCCD-1413 3,000円 + 税）が1月14日（水）に発売されます。

　今回の録音は、小澤征爾と水戸室内楽団の長年の希望がようやく叶ったもの。2008年、ベートーヴェンの交響曲第4番をメイン・プログラムとして欧州ツアーが予定されていましたが、小澤征爾が急病のため同行できず、このときはオーケストラのみで演奏。2014年1月の演奏会が決まった時、“小澤さんの指揮でベートーヴェンの4番をやりたい！”というオーケストラの強い希望で、この曲が選ばれました。

　1月に水戸で行なわれたコンサートでは、小澤征爾とオーケストラが一緒に演奏できる喜びを爆発させた感動的な演奏となりました。その演奏会の大成功を受け、5月のプログラムに選ばれたのが第7番。すっかり体調を取り戻した小澤征爾の力強い指揮にオーケストラが見事に応え、満員の聴衆を熱狂させました。

　このアルバムは、水戸で行なわれたそれらの感動のライヴを収めたもの。少数精鋭の水戸室内管弦楽団が素晴らしい集中力で小澤征爾の指揮に応えた見事な演奏を楽しめます。

　なお、2015年に80歳を迎える小澤を記念し、キャンペーンも開催中（2014年12月17日から2015年9月15日まで）。応募者のなかから抽選で100名にSEIJI OZAWAオリジナル・カレンダー手帳2016がプレゼントされるほか、楽曲投票や村上春樹からのエッセイなども企画されています。キャンペーンの詳細はWebサイト（www.universal-music.co.jp/classics/ozawa2015）にてご確認いただけます。