東京二期会が
宮本亜門 演出による
モーツァルト のオペラ『フィガロの結婚』を再上演。東京公演は7月15日(金)〜18日(月・祝)東京 上野 東京文化会館、富山公演は9月3日(土)オーバード・ホール(富山市芸術文化ホール)で開催されます。2002年の初演から4度目となる上演で、延べ3万人の観衆を魅了した東京二期会人気のオペラです。
『フィガロの結婚』は、モーツァルトのオペラのなかでも人気が高く、つねに世界中の歌劇場で上演されている名作。宮本亜門と東京二期会の出会いは2002年、この『フィガロの結婚』から始まりました。今回のプロダクションでは、モーツァルトを愛してやまない宮本が作品の意図を読み取り、時代背景に沿ってわかりやすく楽しい舞台を創りあげています。またこのプロダクションは、再演するたびに演出に手が加えられ、つねに進化を続けています。
東京公演の指揮は、2014年にウィーン国立歌劇場の『フィガロの結婚』で大絶賛を浴び、翌年も同歌劇場『ドン・ジョヴァンニ』を振ったウィーン生まれのサッシャ・ゲッツェル(Sascha Goetzel)が東京二期会オペラ劇場に初登場。日本で初めて得意のモーツァルト・オペラを振ることが話題となっています。富山公演ではオーストリアで活躍中の若手指揮者・森内 剛が日本デビュー。日本で初めてオペラを指揮します。
今回の『フィガロの結婚』は、“二期会名作オペラ祭”と銘打たれた特別料金設定。各席(学生席は除く)特別価格となっており、とくに通常はB席にあたる価格帯でS席(10,000円)が購入可能となっています。また、富山公演ではS席が7,000円、A席が5,000円、B席が3,000円で、東京公演とまったく変わらない舞台設備、オーケストラ、出演者で『フィガロの結婚』を観劇できます。
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『フィガロの結婚』は、モーツァルトが書いた、完璧な作品といえるでしょう。 音楽の素晴らしさと楽しさにあふれ、音楽を浴びているだけでも幸せになれるので、その魅力をなるべく引き立てるように演出をしています。 オペラを観たことのない若い人も、ぜひまずこの『フィガロの結婚』を観てください。 そして、モーツァルトとオペラの魅力を存分に味わってもらえればと思っています。 ――演出家 宮本亜門 ©三枝近志