水樹奈々 2012/05/22掲載(Last Update:13/10/09 19:56)
世界に衝撃を与えた『BLOOD』シリーズ最新作、『劇場版BLOOD-C The Last Dark』(6月2日より新宿ピカデリーほか全国にて公開)の完成披露試写会が5月21日(月)に東京・なかのZEROホールにて開催。超満員のファンで埋め尽くされた会場には、主人公“小夜”の声を演じる
水樹奈々と、劇場版オリジナル・キャラクターの“真奈”を演じる
橋本 愛、そして監督の
塩谷直義が登壇。ヒット祈願として幕開きも行なわれ、「文人〜!」の掛け声と共に水樹が太刀を振りかざし、見事に6,5mの幕がステージ上に降り、登場! その殺陣姿に監督は「かっこよかった。どうせ死ぬなら水樹さんに斬れたい」とほれぼれ。
本イベントは『劇場版BLOOD-C The Last Dark』の世界最速上映ということもあり、今朝の5時まで編集作業を行なっていたという塩谷監督。まさに出来立てほやほやの本編の上映を目前に控え、水樹は「完成版の一つ手前のものを見ましたがかなりすごく、でも完成版は“こんなもんじゃない”と言われているので楽しみ!」と期待を寄せています。
さらに主人公“小夜”については「可愛くてセーラー服も似合う子ですが、本来は何百年も生きている、かっこいい特別な能力を持つ少女。TVシリーズでは鼻歌を歌うようなかわいい子でしたが、映画では野獣化して、本能のままに戦います!」と、その魅力をコメント。
今回初めて声優にチャレンジする橋本は、自身が演じる真奈が「(ファンに)受け入れてもらえないのではないかと心配でしたが、真奈は誰からも好かれるキャラクターなので、好感を持ってもらえると思う」とのこと。初監督となった塩谷は、「劇場版では東京が舞台なので、どうやって実際にある場所かのように再現するかにこだわりました。ここ2週間泊まり込みで、少しでもこの映画を良くしようとスタッフが一丸となって作りました」と渾身の作品であることをアピール。
また、TVシリーズに続き本作の主題歌も水樹が担当しており、歌詞に込めた思いについて「小夜の目線からいろんな“愛”が描かれている作品で、彼女はたくさん傷つけられ人を信じられなくなっても、どこかで愛を求めていて、明るい未来を信じているという強い決意を持っている人なので、それを歌詞に込めました」と語っています。
さらに本作は、北米で7月19日より開催される<ファンタジア映画祭>と、同日より韓国で開催の<プチョン国際ファンタスティック映画祭>、両映画祭への正式出品が決定したことが発表となり、場内は歓喜の声に包まれました。イベントの最後には「TVシリーズからの決着。すべて“愛”と“絆”をテーマにしている。多くの人に響けばいい」(塩谷監督)、「愛、友情、成長、いろいろなものが詰まっている作品。みなさん楽しんで観てください!」(橋本)、「女性が戦う映画ならではの優雅さや艶っぽさがあるアクションシーンも注目です。かなり吠える野獣化した水樹を楽しんでください!」(水樹)と、メッセージがおくられました!
6月2日(土)全国ロードショー
■『劇場版BLOOD-C The Last Dark』
配給:松竹
(C)2012 Production I.G, CLAMP / Project BLOOD-C Movie