水樹奈々 2012/06/04掲載(Last Update:13/10/09 19:57)
ジェイムズ・キャメロンや
クエンティン・タランティーノといったハリウッドのトップ・クリエイターも絶賛をおくる『BLOOD』シリーズ最新作『劇場版BLOOD-C The Last Dark』が6月2日(土)に初日を迎え、メイン館の新宿ピカデリーでは、主人公“小夜”役・
水樹奈々、小夜の宿敵である“七原文人”役・
野島健児、劇場版オリジナル・キャラクター“柊 真奈”役・
橋本 愛、物語のカギを握る“殯 蔵人”役・
神谷浩史、そして監督・
塩谷直義が登壇し舞台挨拶を行ないました。
水樹は、「朝からパンチのある作品を選んでみてくれてありがとうございます」と挨拶すると、会場からは「サイコ―だったよ!」との声とともに大きな拍手がキャスト&監督へ。今作で声優に初挑戦した橋本は「声優さんを尊敬した。また機会があれば、声優に挑戦したいです」と語りました。
野島の演じる七原文人が神谷浩史が演じる殯 蔵人と対峙する劇中でのセリフに、セリフとしては入っていない「俺は文人と世界を支配したかったんだ」というゆがんだ愛情が込められているエピソードが神谷から明かされると、水樹は「今日の上映中に二人でカップルシートでみていたから、とことん役づくりなんだなと思った(笑)」と怪しいシチュエーションだったことを暴露! 会場は笑いに。
また、TVシリーズに続き本作の主題歌も担当している水樹は、「本編の最後にかかる曲なので、物語とリンクするように、小夜の目線から描きました。人を巻き込みたくないために、人との接点を持たないようにする反面、心の底では人のぬくもりを求めている小夜の複雑な本心を感じてもらいたいです」とのこと。
おすすめのシーンについて、「最後に登場する巨大な“古きもの”のシーンですね。戦闘シーンが注目なのでもう一回観る際には、注目してほしいです」(水樹)に対し、「巨大な“古きもの”は、文人にとってはウェディングケーキだったんじゃないかな」(野島)と言うと、水樹は「いりません!」とばっさり切り捨てる場面も。
塩谷監督は、「一つ選ぶことはできないのですが、細かい仕掛けを作っているのが楽しかった」と語り、殯 蔵人の自宅の肖像画の内容にも、細かい仕掛けなどがあることが暴露されると、キャストからは、「監督、それ最初に言ってもらっていいですか?」との突っ込みも飛び出す!
最後には、「スタッフ一同、一所懸命ギリギリまで作ったので、その想いが伝わればと思います」(塩谷監督)、「自分も今日初めて知ったことがたくさんあった。自分も映画館で観るので、ぜひみなさんも何度も繰り返し観てもらえたらうれしいです」(神谷)、「もしよかったら、2度3度と観てほしい。キャスト一同感謝しています。今日はありがとうございました」(橋本)、「お友達もつれて“BLOOD=血”のつながりを増やしてもらいたいです」(野島)、「今日飛び出した裏話を繰り返し観てチェックしてほしいです」(水樹)と、それぞれメッセージを寄せています。
※6月2日(土)全国ロードショー
■『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』
配給:松竹
(C)2012 Production I.G, CLAMP / Project BLOOD-C Movie