モグワイ 2003/04/02掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
ゆったりとした浮遊感溢れるギター・ノイズが、聴いている人の心の奥底まで入り込んでくるグラスゴー出身の5人組
“モグワイ”のニュー・アルバム
『ハッピー・ミュージック・フォー・ハッピー・ピープル』(TFCK-87316\2,415(税込))が日本先行となる5月21日にリリースされる予定です。
デビュー以来、独自の音楽スタイルを築きあげてきた彼らが、より「歌」に比重を置いて作り上げ、“大傑作”との好評を呼んだ前作
『ロック・アクション』(写真)から約2年ぶりにリリースされる今作。その間には、過激なギター・ノイズ・サウンドが約20分もの間漂う超大作「MY FATHER, MY KING」をシングルとしてリリースしたり、また、メンバーのスチュアート・ブレイスウェイトが、アラブ・ストラップのエイダン・モファットと共に新たに立ち上げたプロジェクト“The Sick Anchors”にて、UKのガールズ・グループ“アトミック・キトゥン”をカヴァーしたりしていたので、とくに久しぶりという感覚はないものの、やはり本体のフル・アルバムとなると、こちらの気合も違うもの。なんだか、らしくない明るいタイトルがアルバムには付けられていますが、でも、仮タイトルが『Bag Of Agony(苦悩のバッグ)』だったことや、新作についてメンバーが「決して壊れない波のよう」と語っているなど、やはり、彼らは彼ら。常にロックのポストのポストを示すかのような彼らの新作を聴かないと、今後の音楽シーンは語れないかも。とにかく注目です。