メジャー・デビュー20周年を迎え、自身最大規模となる20thアニバーサリー・ツアー〈素晴らしい世界〉を実施中の
森山直太朗が、初の弾き語りベスト・アルバム『原画I』と『原画II』を発表します。この2枚のベスト・アルバムは配信せず、CDのみ。1月17日(火)に宮城・日立システムズホール仙台 コンサートホールで開催される公演から2023年秋の最終公演まで、ツアー会場限定で販売されます。各アルバムに13曲ずつ収録される楽曲のタイトルとアートワークが公開中です。
収録曲は、20年の活動の中で多くの人の心に寄り添ってきた「
さくら」「
生きてることが辛いなら」「
生きとし生ける物へ」「愛し君へ」「
夏の終わり」「どこもかしこも駐車場」をはじめ、
AIへの提供曲「アルデバラン」や
森山良子への提供曲「今」などのセルフカヴァー、そして2023年3月24日全国公開の映画『ロストケア』の主題歌でもある新曲「さもありなん」の弾き語りヴァージョンなど。
レコーディングは森山が部屋でギターを自由に爪弾きながら、歌へと向かう瞬間とその模様をパッケージするために、自身がもっとも“素”の状態となれる山小屋やプライベートスタジオに8本のマイクを設置。数日間、毎日8時間録音ボタンを押したままにしておくという、通常の“レコーディング”とはまったく異なった“日常の延長”の中にある一瞬の歌を録音するという独自のレコーディング方式をとりました。そのため、森山の歌とともに、鳥のさえずりや雨風の音、衣擦れや足音といった環境音も収録されており、まるで森山がすぐそばで弾き語っているような錯覚を覚えるアルバムになっています。特設サイトでは、全26曲が試聴できるほか、『原画』のティザー映像も公開中です。
また流通販売をせず、ツアー会場限定発売ということを逆手に、CDパッケージも規格に捉われないものに。パッケージ・デザインを手がけたのは、書籍や美術関連の展覧会などを中心に、洗練された中に温もりの感じられるデザインで定評のあるグラフィックデザイナーの畑ユリエ。森山が10代の頃から現在に至るまで、歌詞や、心に残ったフレーズ、落書きやスケッチ、ライヴのアイディア、ときには誰にも吐露できない心の言葉などを、日々書き溜めてきた多くのノートをヒントに、収録曲の全歌詞を含め、ブックレット内はすべて森山の手書きによる、プライベートノートのような書籍型CDパッケージとなっています。