『
人魚の眠る家』『
十二人の死にたい子どもたち』の
堤 幸彦監督が、「クローズド・ノート」「検察側の罪人」の
雫井脩介原作による同名小説を映画化した最新作「望み」が、10月より全国ロードショー。本作の主題歌が、
森山直太朗による書き下ろしタイトル「落日」に決定しています。
読者満足度100%(ブクログ調べ)を記録、累計発行部数16万部を更新中のベストセラー・サスペンス小説を、エンターテインメントの旗手・堤 幸彦監督により満を持して映画化した本作。主人公である一級建築士の石川一登を
堤 真一、その妻・貴代美を
石田ゆり子が演じます。
本作の主題歌を担当するのは、デビューから18年、今や国民的ソングにもなっている「
さくら(独唱)」を筆頭に数々の名曲を紡いできたシンガー・ソングライターの森山直太朗。主題歌について、堤 幸彦監督と制作陣は、「本作の中で、たとえ“家族”であっても究極のシチュエーションに陥った時に、それぞれの“望み”は同じではない。そんな展開を経てたどり着くエンディングを優しく包み込んでくれるのは唯一無二の森山さんの歌声と楽曲の世界観以外考えられなかった」という思いで森山直太朗へ主題歌をオファーし、書き下ろしの主題歌の提供が実現しました。
[コメント]今回映画「望み」の主題歌を担当させていただきました。「落日」という曲です。物語の中にあるなんの変哲もない景色や堤監督が描く家族の心の機微を歌中に閉じ込めました。四角い家の中で通い合う心、いつものように響く「おかえり」の声、散らかったリビング。当たり前にあると疑わない親子の絆を改めて考えさせられました。――森山直太朗森山直太朗さんとは一度仕事をしたいなと思っていました。
「あらゆるものの真ん中で」というアルバムが好きでお話が聞きたかったのです。
今回は、森山さんの「嗚呼」という曲がテーマソングには近いなと思っておりました。
「落日」をいただいたときは感動しました。文字通りうち震えました。
一言では語れないストーリーの余韻を完璧に表現し、映像化できない映像を視ることができると思います。――堤 幸彦監督© 2020「望み」製作委員会