森園勝敏のアルバム『
ライトメロウ 森園勝敏』が7月24日(水)にリリースされます。
森園勝敏は東京都中野区出身。高校生の時に
岡井大二、中村真一とともにザ・サンニンを結成。その後坂下秀実が加わり
四人囃子に。74年に『
一触即発』で本格的にアルバム・デビューを飾り、当時日本には珍しかったプログレッシブ・ロックを消化したバンドとしてシーンを震撼させました。しかしアルバム2枚を残して(サントラ盤やライヴ盤を入れると4枚)76年に脱退。続いて
プリズムのデビューに加わり、ロック・サイドからのクロスオーバーへのアプローチに貢献しました。しかし、ここでも2枚のスタジオ盤とライヴ作品を残して脱退。この70年代後期には、
山内テツ&グッド・タイムス・ロール・バンド、
クリエイションへのゲスト参加、ギター・ワークショップなどいくつものバンド、セッションで彼の名前が確認できます。その後ソロ活動を開始し、78年の初ソロ作『
バッド・アニマ』をはじめ、8枚のアルバムをリリースしています。
数多くのセッションやプロデュース業も手掛けながら、90年以降はプリズムへのゲスト参加や四人囃子の再結成に加わり、そして現在もライヴを中心に精力的な活動を展開しています。
当レーベルでは、森園勝敏のマスターピース「レィディ・ヴィオレッタ」の様々なテイクを編纂したアルバム『
レィディ・ヴィオレッタ』、ソロ作品のインストゥルメンタル楽曲ベスト『
デイ・ドリーム』、ソロ作品のヴォーカル楽曲ベスト『
プロミス・ミー・ザ・ムーン』をリリースしています。
抜群のセンス、強力な存在感を放つ森園勝敏の幅広い音楽性を感じることができる3タイトルです。それらアルバムのジャケットは、楽曲「レィディ・ヴィオレッタ」誕生のインスピレーションの元であった、マックスフィールド・パリッシュ(アメリカのイラストレーター)のイラスト作品「ヴィオレッタ夫人」をはじめ、「歓喜」、「月」が飾っています。
パリッシュのイラストの色彩や美しさは、優れたメロディメーカーでもある森園勝敏が紡ぎ出す旋律とも調和しています。
今回、音楽ライター金澤寿和監修により、森園勝敏のキャリアを通じた作品群から選曲された編纂アルバム『ライトメロウ 森園勝敏』をリリース。ヴォーカル曲、インスト曲問わず、森園勝敏の「歌心」を存分に堪能してください。