1983年にリリースされ、オリコン・シングル・ランキング最高3位を記録した
村下孝蔵最大のヒット曲「初恋」。発売から40年近く経った今も人々の共感を呼び愛され続けもはやスタンダードとも呼べるこの楽曲に、現代のクリエイターが今の感性でミュージック・ビデオを制作し、さらに後世へと伝えていこうというプロジェクトが発足。この度オリジナルの発売日である2月25日に完成されたビデオ・クリップが公開されています。
「初恋」のヴィジュアルといえば村上保の切り絵が思い浮かぶ方も多いでしょうが、ミュージック・ビデオはまだ時代的に浸透しておらず、この楽曲のクリップも当時制作されることはありませんでした。そして、今回監督を務めたのは井上真行。令和における10代の観点を主眼としてショートフィルムを制作。また、俳優として村下のレーベルと同じソニー・ミュージックグループのソニー・ミュージックアーティスツ所属の若手俳優、岸せいらと髙橋大翔が出演しています。
[コメント]「初恋」を現代的な解釈で映像化するというコンセプトをいただきました。前提としては、この愛され続ける名曲の世界観をとにかく壊したくなかったです。そして、僕の中でスマホのカメラがあれば、カメラを通した時だけ好きな男性に近付ける臆病な女性の心理に辿り着きました。
初恋はうまくいかないからこそ人生は美しい。
今回、僕はその美学を改めてこの名曲から学ぶ機会になりました。本当にありがとうございました!――井上真行