アジア楽壇のリーダーであり、世界的指揮者の
チョン・ミョンフン(Myung-Whun Chung)とソウル・フィルハーモニー管弦楽団との録音が、ドイツ・グラモフォンから連続リリースされることになりました。第1弾
『ドビュッシー:交響詩「海」、ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」、舞踊詩「ラ・ヴァルス」』(UCCG-1562 税込2,800円)が12月21日に発売されます。
ヨーロッパの一流オーケストラとも頻繁に日本を訪れ、
東京フィルハーモニー交響楽団との長年のパートナーシップで我が国でもお馴染みのマエストロ、チョン・ミョンフン。演奏活動のみならず、活発な教育活動や音楽外交を展開し、アジアの楽壇を牽引する存在でもあります。
彼が2006年から音楽監督を務めるソウル・フィルは、1945年創立された韓国でもっとも古いオーケストラ。2005年に財団法人として独立し、チョン・ミョンフンのもとで再建がはじめられました。世界規模のオーディションを行ない、韓国人に限らず優秀な団員でメンバーを構成。現在ではヨーロッパ、アジアでもツアーを行ない、世界へ向けて飛躍を続けています。
今回リリースされるのは、チョン・ミョンフンが得意とするフランス音楽。韓国楽壇の進化を聴く連続リリース、ぜひご注目ください。
また、チョン・ミョンフンが2000年から音楽監督を務めるもう一つのオーケストラ、
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団との
『ストラヴィンスキー:バレエ「春の祭典」、ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」』(UCCG-1563 税込2,800円)も12月21日に同時リリースされます。
フランス屈指のヴィルトゥオーゾ・オーケストラとチョン・ミョンフンとのコンビの実力は、3度にわたる日本公演でもすでに実証済み。オーケストラの技量を最大限に発揮するレパートリーを、切れ味鋭いタクトで色彩豊かに描ききったこの演奏は、コンビの充実を物語っています。