長渕剛が、10月30日(土)宮崎県川南町にて、“口蹄疫復興”の主旨をもって行なわれた、FM宮崎「WEEKEND JAM 特別編 トークライブ in 川南」の公開収録に出演しました。
この収録は、長渕と、宮崎県出身の元プロボクシング世界チャンピオンの戸高秀樹もゲストとして招かれ、約1時間にわたり口蹄疫の実態と今後について語り合ったもの。同町のトロントロンドーム敷地内に建立された“畜魂慰霊碑”が立つ広場には、関係者併せて約3,000人の人々が、人口約17,000人の川南町に集合。(観覧応募総数は、当選枠2,500人に対して13,000人を超えた)当初の天気予報では、台風14号の直撃が懸念された宮崎地方でしたが、この日は台風一過の青空が広がりました。
前日に宮崎入りして、実際に口蹄疫の被害にあった家族を訪れるなどしていた長渕。収録終盤に“最後にメッセージを”と求められると、「今日みんなに会ったことで力を貰ったし、これからも頑張ろう…ってひと言しかないんだけど、希望を僕らで日本に飛ばそう。もうくよくよしても、しょうがないよ。やるしかない。俺今日歌いたいし、これだけ集まってくれたらやらないわけにいかないだろう。みんなで盛り上がろうぜ。」と言い、突然、弾き語りでのライヴを始めた。会場の3,000人は一瞬のどよめきの後、瞬時にして熱狂、無数の拳と剛コールがあがることとなりました。「とんぼ」「乾杯」「STAY DREAM」などの数々のヒット曲を歌い上げた長渕は、最後の曲「TRY AGAIN」の曲中で「俺には歌しかできること無いけど、今日この地を訪れて歌を歌って、みんなから勇気をもらった。みんなで手と手を繋ぎ合って、絆を結んで、日本にこの川南町から復興と開拓魂を見せつけてやろうよ。一緒に頑張ろう!」と語り、全8曲45分に及ぶサプライズ・ライヴが幕を降した。それはさながら、宮崎の大地に眠る28万頭の家畜へ捧げる鎮魂の歌のようで、台風一過の澄み切った秋空に、3,000人の歌声とともにこだましました。
また、現在公開中の映画『エクスペンダブルズ』(シルベスター・スタローン主演最新作)の日本版主題歌
「絆‐KIZUNA‐」(写真)が好評発売中の長渕剛だが、11月10日(水)には待望のニュー・アルバム
『TRY AGAIN』が発売される予定となっています。詳しくはオフィシャル・サイトまで。
【SET LIST】
01.巡恋歌
02.俺の太陽
03.とんぼ
04.愛してるのに
05.しあわせになろうよ
06.乾杯
07.STAY DREAM
08.TRY AGAIN