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映画『光を追いかけて』予告編&ポスター公開 主題歌は湯木慧が担当

中川翼   2021/05/24 12:36掲載
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映画『光を追いかけて』予告編&ポスター公開 主題歌は湯木慧が担当
 過疎化の進む秋田の美しい田園を背景に“傷つきやすい思春期の少年少女”と“大人達”の物語を描く『光を追いかけて』が、10月1日(金)より東京・グランドシネマサンシャイン池袋ほかにて全国順次公開されることが決定。また、舞台となった秋田では9月23日(木・祝)よりAL☆VE(アルヴェシアター / 秋田)にて先行公開されます。この度、若手最注目俳優の中川翼長澤樹、秋田出身の生駒里奈柳葉敏郎の熱演に魅了される予告編とポスターが公開されており、俳優陣からコメントも到着しています。

 両親の離婚で父の故郷秋田へと引っ越した、中3の彰。転校先にも馴染めず、憂鬱な日々が続きます。ところがある日、彰は空に浮かぶ“緑の光”を目撃。田んぼのミステリーサークルへと辿り着くと、不登校のクラスメート真希と出会うことに。共通の秘密を持った2人の仲は近づき、灰色だった日常が輝き始めます。一方で彰たちの中学は、過疎化による閉校の日が迫っていました。おとなたちも揺れ動く中、“緑の光”は、彰たちに何を伝え導こうとしているのか?

 美しい少女と出会い成長していく中島彰を演じるのは、映画『僕だけがいない街』、大河ドラマ『おんな城主 直虎』、ドラマ『青の SP(スクールポリス)‐学校内警察・嶋田隆平‐』等で、子役からキャリアを重ね、存在感のある演技で今、ティーン世代で最も注目を浴びる俳優の一人である中川翼。そんな彰にだけ心を開く不登校のヒロイン・岡本真希に扮するのは映画『破壊の日』、『卵と彩子』や、舞台「INSPIRE 陰陽師」等、演技の幅を広げ続け、日刊スポーツが2021年の芸能界でブレークしたり、バズる“急上昇”候補として挙げている長澤樹。さらに廃校となる中学校の教師・奈良美晴役に生駒里奈、真希の叔父・佐藤秀雄役に柳葉敏郎と秋田出身の演技派俳優が名を連ねます。加えて、彰と真希の同級生役に中島セナ、彰の父親役に駿河太郎、中学校の教師役に小野塚勇人等の共演陣にも注目。また、主題歌「心解く」を湯木慧が担当します。

 監督と共同脚本を担当するのはCMディレクターとして600本もの作品を手掛けた成田洋一。自身も秋田市で思春期を過ごし「思春期、それは人生の中で一番不安定で、世界が毎日変わって見える時期かもしれません。私自身、恋愛、友情、勉強、親との関係で悩み、トンネルに入り、ようやく光を見つけたと思ったら、また入る、そんな毎日でした。でも、その光は大なり小なり輝いていて、必ず、必ず存在するのです。その繰り返しが人生だし、ほんのわずかな輝きがあるだけで人生はすこぶる楽しいのです」と当時を振り返りつつ、彰や真希たちに寄り添い、語りました。

 この度公開された予告編では、光を失った町に引っ越してきて“大人になることを強いられる”彰と、“大人になることを拒否する”真希、そして閉校を哀しむ生徒たち、そうした子供たちの不安が、彰の父や真希の叔父・秀雄、閉校となる学校の教師・美晴等、大人たちへも稲穂が風に波打つように伝播し、ミステリーサークルのように渦を巻きながらそれぞれの葛藤が映し出されます。光を追いかけて走る彰と真希が立ち向かう運命とは……。そして、米農家としての将来を憂う秀雄たち大人の選択とは……。ミステリーサークル、それは“未来への儀式”。ミステリーサークルが人々を未来へと導き、成長させていきます。併せて、ポスター・ヴィジュアルでも、「光を望むな」「光となれ」という印象的なコピーと共に彰と真希をはじめとして、それぞれの想いを秘めた表情を浮かべています。

[コメント]
思春期、それは人生の中で一番不安定で、世界が毎日変わって見える時期かもしれません。私自身、恋愛、友情、勉強、親との関係で悩み、トンネルに入り、ようやく光を見つけたと思ったら、また入る、そんな毎日でした。でも、その光は大なり小なり輝いていて、必ず、必ず存在するのです。その繰り返しが人生だし、ほんのわずかな輝きがあるだけで人生はすこぶる楽しいのです。
この映画は、1991年に私の故郷に現れた緑の光とミステリーサークルの事件をモチーフにしてます。もし、美しい田んぼが広がる過疎の町で、心の均衡をぎりぎり保っている思春期の子供たちと、過疎の不安を隠しながら生活している大人たちの前に「それ」が現れたら…きっと均衡が崩れ、彼らのさまざまな思いが露わになり、ぶつかり合うのではないかと。
そして、それは「その先の未来:光」に向かうために必要な儀式ではないかと思うのです。
誰にも「光」は存在します。それを追いかけていけば必ず辿り着けるのです。思春期の子供たちへ、そして思春期を忘れかけている大人たちに是非見てもらいたい映画です。

――成田洋一(監督)

完成した映像を見た時、どこかにあった不安な気持ちがすっと消えていきました。
きっと僕にとって、人生のターニングポイントになる映画だと思います。
成田監督を始め、秋田の撮影では現地の皆さんとの素敵な出会いがありました。
自分の居場所を探していた彰も、人見知りだった僕も、この映画が変えてくれました。
今すぐ秋田に行きたくなる、秋田の魅力満載の映画になっています。
一面に広がる大自然に注目して、見てみてください。

――中川翼(中島彰)役

初めての映画、何も出来ない私が真希を演じられるか不安でした。真希は台風みたいな子で自分とは全然違うと思っていました。でも撮影が始まり、真希に寄り添ってみるとそんなことはなくて。共感できる部分が沢山あり、それが段々と増えていく事が楽しくてあっという間でした。この美しい作品が完成したのは監督・キャストやスタッフ・地元の皆さん、そして秋田という素敵な場所があったからです。この作品が皆さんの希望の光になりますように。
――長澤樹(岡本真希)役

我が故郷秋田を舞台にした作品に出演する事が出来て素直に嬉しいです。
この作品は秋田そして田舎のリアルを細かく美しく映し出された作品です。
主演の皆さんの10代の心の痛みや、私が演じた若者の葛藤、親世代、祖父母世代の気持ちを成田監督が素晴らしい映像で切り取っています。
私がなんとなく見ていた地元の田園風景がこんなに宝物だったなんて、、、
空の広さに感動して、嬉しいのに涙が溢れました。
是非、沢山の方に見て頂き、日常にある景色や自分の心を感じで頂けたらと思います。

――生駒里奈(奈良美晴)役

大人が変わらなければ子どもも変われない。この作品を通して、秋田県民のみならず、人生に一歩踏み出す勇気を持つことの大切さに気づいてほしい。
――柳葉敏郎(佐藤秀雄)役


© 2021「光を追いかけて」製作委員会

『光を追いかけて』
2021年10月1日(金)より東京 グランドシネマサンシャイン池袋他全国順次公開、2021年9月23日(木・祝)よりAL☆VE(アルヴェシアター / 秋田)にて先行公開
hikariwo-oikakete.com
配給: ラビットハウス
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