2020年1月発売の前作『
CONTRALTO 』から、3年。ついに中島みゆきの44作品目となるオリジナル・アルバム『
世界が違って見える日 』が3月1日(水)に発売されました。
世界中が未曾有のパンデミックの中に迷い込んだこの3年間。その間も“こんな時こそ、中島みゆきの歌を”と銘打ったセレクト・アルバム『
ここにいるよ 』(2020)、そして自身最後の全国ツアーを全曲収録した『
中島みゆき 2020ラスト・ツアー「結果オーライ」 』(2022)のCD2作品をリリース。昨年11月にはシングル91曲がサブスク解禁。12月にシングル「
倶(とも)に 」をリリースと、コロナ禍の中を必至で生きてきたリスナーのこころに寄り添う楽曲を彼女は届け続けてきました。
発売された本作『世界が違って見える日』も、リスナーのこころに寄り添う「愛」と「勇気」、そして「希望」が込められた作品になっています。発売に先駆けて公開されたアルバム全曲ダイジェスト・トレーラーを試聴したユーザーから多くの熱いコメントが寄せられるなどアルバムの期待が高まる中、満を持しての発売となりました。また、今回の発売に併せて、『世界が違って見える日』特設ページも同時公開。この特設ページは、作品の概要から音楽評論家の田家秀樹によるライナーノーツ、前述のトレーラーや先着購入特典、中島みゆき本人が着用した実物衣裳の特別展示を行うタワーレコード新宿店の「中島みゆきPOP UP SHOP」の概要などアルバムの魅力を伝える情報満載のページとなっています。
明日の3月2日(木)には、人気音楽番組NHK『SONGS』での中島みゆき特集が決定。中島みゆき本人のコメントとともに『世界が違って見える日』に収録されているフジテレビ系ドラマ『
PICU小児集中治療室 』の主題歌「倶(とも)に」のミュージック・ビデオが初オンエアされます。こちらも見逃せない内容となっています。
このアルバムを手にとってまず目に飛び込んでくるのはモノクロの世界で逆光の中、風船を持つ中島みゆきのシルエットが印象的なCDジャケットと赤字で刻まれた『世界が違って見える日』という時代を象徴するアルバム・タイトルでしょう。どちらもアルバムに込められたメッセージの一端を担っているのは間違いありません。
3年ぶりに届けられたオリジナル・アルバムは、前述の
吉沢亮 主演のドラマ『PICU 小児集中治療室』の主題歌「倶(とも)に」からスタート。“倶(とも)に、走りだそう 倶(とも)に走り継(つ)ごう”と生きる「勇気」を鼓舞するメッセージが入口となっており、2021年に
工藤静香 に提供した「島より」、2007年に
クミコ に提供した「
十年 」の2曲のセルフカヴァーに加え、日本を代表するシンガー・ソングライター
吉田拓郎 が特別ゲストとしてギターとコーラスで参加した「体温」も収録。吉田拓郎の貴重な歌声も音楽ファン必聴の聴きどころです。本作について中島みゆきの音楽プロデューサーの
瀬尾一三 は「コロナ禍だからこそ生まれた、新しい楽曲制作のやりとりが、逆に曲に対してのより深い理解に繋がり、1曲1曲がより完成度の高い作品になった」と語っています。その言葉どおり中島みゆきの多彩で繊細で力強い歌声が、ラスト10曲目の「夢の京(みやこ)」まで、瀬尾アレンジとともに昇華し、いつまでも心に響いてくる作品に仕上がっています。
3年ぶりの最新アルバムに込められたメッセージをじっくり堪能しつつ、モノクロのアルバムの世界にリスナーそれぞれの色をつけていってください。
3月1日にはオリジナル・アルバムと同時に中島みゆき初の2枚組公式インスト・ベストセレクションアルバム『
歌がなくても聞こえてくる「中島みゆきの音楽集」〜こころに寄り添う24の旋律〜 』と、『
「時代が創った名曲たち4」〜瀬尾一三作品集SUPER digest〜 』の2作品も発売されます。どちらも、中島みゆきと35年タッグを組んできた瀬尾一三のプロデュース作品です。
インスト・シリーズは、「糸」「
時代 」「
空と君のあいだに 」等、中島みゆきの名曲、代表曲をピアノやギター、チェロ、フルートなどの美しい楽器で奏でられた心に癒しを与えてくれる作品としてファンの間で人気となっています。本作は現在発売されている『
チェロとピアノで聞く 中島みゆき 』『
インストゥルメンタルで聞く 中島みゆき 』のシリーズ5作品の中から瀬尾自身が今回の企画のために改めて選曲。さらに新曲として“毎日を頑張る人たちの心に寄り添う楽曲集”をコンセプトに「
麦の唄 」「慕情」「化粧」「
愛詞(あいことば) 」「ホームにて」(新ヴァージョン)の5曲の新録音を収録した2枚組全24曲のベストセレクション・アルバムとして発売。タイトルの通り“歌がなくても、中島みゆきの歌声が聞こえてくるような”作品に仕上がっているので、こちらのアルバムも日常生活のお供として手元に置いていただきたいところです。
中島みゆきの音楽プロデューサー、瀬尾一三が手掛けた名曲を収録した作品集の第4弾も同時発売。瀬尾の作品集は早くも4作目。瀬尾をはじめ、
萩田光雄 、
大村雅朗 など日本を代表するアレンジャーの書籍やCDも数多く発売され、過去の名曲とともに日本の編曲家を再評価する機運が高まっているのも、作品集がここまで続き、好評を博している一因となっています。
今作には2014年NHK朝の連続テレビ小説『
マッサン 』の主題歌「麦の唄」(中島みゆき)、80年代、ドラマ出演&主題歌で話題となった「GOOD-BYE青春」(
長渕剛 )の他、シティ・ポップとしてブームになっている作品を収録。特に海外からも評価が高くTikTokの投稿、再生回数でブレイクした「黄昏のBAY CITY」(
八神純子 )等、現在のシティ・ポップ・ブームを牽引している楽曲が収録されています。どれもプロデューサー瀬尾一三の魔法(アレンジ)がかかった名曲たちを堪能できる作品となっています。また、発売を記念して本作収録の全17曲の解説、及び特典情報や、瀬尾の自伝的書籍『音楽と契約した男 瀬尾一三』の紹介、過去3作の作品集へのリンクなどの情報が満載の特設ページもオープン。名曲を生み出した瀬尾一三のヒットの魔法(アレンジ)の秘密に是非触れてください。
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