NHK人気音楽番組『SONGS』（3月2日放送）で中島みゆきが特集されました。

　その番組内で3月1日に発売されたばかりの3年ぶりのオリジナル・アルバム『世界が違って見える日』についての中島みゆき自身のコメントと合わせて、フジテレビ系ドラマ『PICU小児集中治療室』主題歌であり、アルバムの1曲目を飾っている「倶（とも）に」のミュージック・ビデオが初オンエアされました。番組で放送されるやいなや「良かった」「もう一度見たい」などの声がSNS上であがり大きな反響を呼ぶ中、3月3日（金）にYouTubeの中島みゆきチャンネルで「倶（とも）に」のミュージック・ビデオ（フル・ヴァージョン）が公開されまています。

　シングル曲のミュージック・ビデオが制作されたのは「麦の唄」（2014）以来9年ぶり。映像監督は中島みゆきのコンサートや『夜会』作品を長年手掛けている翁長裕。今回のミュージック・ビデオでは今作『世界が違って見える日』のアルバム関連の写真撮影中に翁長監督自身が撮影した映像が一部使用されています。街中の交差点で人々が行き交う中、静かに立ちつくす中島みゆき。その傍をいつもどおりに通り過ぎる人達。立っているだけでも存在感を放つ中島みゆきの姿を翁長のカメラは凛とした空気感とともに見事に収めています。その他、アルバムブックレット撮影中の印象的な様々な表情のカットも貴重で見逃せません。そして、アルバムの冒頭を飾るにふさわしい「倶（とも）に走りだそう」という、生きる「勇気」を後押しする楽曲のメッセージとともに、作品の後半には今回のアルバムを象徴する逆光の中、風船を持つ中島みゆきのシルエットが印象的なモノクロのジャケットの世界へと誘っていきます。歌詞も掲載されたリリック・ビデオにもなっており、中島みゆきの言葉とともに、発売されたばかりのアルバムのプロローグとなる「倶（とも）に」のミュージック・ビデオをぜひ、ご覧になってください。

　3年ぶりに届けられたオリジナル・アルバムは、今回ミュージック・ビデオとなったドラマ『PICU 小児集中治療室』の主題歌「倶（とも）に」からスタート。その他、2021年に工藤静香に提供した「島より」、2007年にクミコに提供した「十年」の2曲のセルフカヴァーに加え、日本を代表するシンガー・ソングライター吉田拓郎が特別ゲストとしてギターとコーラスで参加した「体温」も収録。吉田拓郎の貴重な歌声も必聴です。中島みゆきの七色の歌声がラスト10曲目の「夢の京（みやこ）」まで、音楽プロデューサー瀬尾一三のアレンジとともに昇華し、いつまでも心に響いてくる作品に仕上がっています。3年ぶりの最新アルバムに込められたメッセージをじっくり堪能しつつ、モノクロのアルバムの世界にそれぞれの色を見出してください。

　また、今回の発売に併せて、『世界が違って見える日』特設ページも同時に公開。この特設ページは、作品の概要から音楽評論家の田家秀樹によるライナーノーツ、公開された「倶（とも）に」のミュージック・ビデオやアルバムの試聴トレーラー動画、東京・タワーレコード新宿店で開催されている「中島みゆきPOP UP SHOP」の情報など作品の魅力を伝える情報満載のページとなっています。

　タワーレコード新宿店で本作の発売を記念して開催されている特別企画「MIYUKI NAKAJIMA POP UP SHOP “PLACE 2023”」では、アルバムのCDジャケット写真や「倶（とも）に」のミュージック・ビデオで中島みゆき本人が着用した実物衣裳の特別展示や大型パネルの設置。今までのアルバムや映像作品をすべて取り揃え中島みゆきの軌跡を俯瞰しながら楽しむことが出来るセレクションコーナー、『中島みゆき 2020ラスト・ツアー「結果オーライ」』オフィシャル・グッズの期間限定販売、POP UP SHOP限定の先着購入特典施策など数々の企画が行われています。発売日から多くのファンが訪れ連日大盛況となっているこの特別限定イベントは3月13日（月）までの開催。東京在住のファンだけではなく、遠方からはるばる来場されているファンも数多いとのこと。大変貴重なこの機会にぜひ足を運んでみてください。