昨年は11月に20年振りのベストアルバム『
前途』をリリースし、発売翌日から12月の中旬にかけて〈夜会〉の舞台に立つなど精力的な活動を繰り広げた
中島みゆきが、4月3日(月)よりテレビ朝日系24局にて放送がスタートする昼帯ドラマ「やすらぎの郷」の主題歌として、新曲「慕情」を書き下ろしています。
これまで「空と君のあいだに」(1994年 / 日本テレビ系ドラマ「家なき子」主題歌)、「地上の星」(2000年 / NHK「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」オープニングテーマ)、「麦の唄」(2014年 / NHK連続テレビ小説「マッサン」主題歌)などを手がけてきた中島みゆき。新曲「慕情」を書き下ろした「やすらぎの郷」は、「北の国から」をはじめとする数多くのドラマを手掛けてきた
倉本 聰がシニア世代に向けて製作。テレビの全盛期を支えた俳優、作家、ミュージシャン、アーティストなど“テレビ人”だけが入居できる、イタリア語で“道”を意味する名の老人ホーム“やすらぎの郷 La Strada(ラ・ストラーダ)”を舞台に、かつて一世を風靡したシナリオライター・菊村 栄(
石坂浩二)を中心とした往年のスターたちが直面する様々な問題をユーモラスに描く作品となっています。
なお「慕情」の発売は現在のところ未定。詳しくは
オフィシャル・サイトにてご確認ください。
中島みゆきです。
この度は「やすらぎの郷」の主題歌を、とのお話をいただきまして、心から「嬉しいわぁ!」と、感激いたしました。だって、倉本さんの脚本ですもの。ねぇ?で、その後(あと)で心から「困ったわ!」と、戦慄いたしました。だって、倉本さんの脚本ですもの。ねぇ?
倉本さんがね。ひと言ひと言を、命を削るようにして紡いでいらっしゃるんですから。そこへ徒(あだ)や疎(おろそ)かな歌詞など書いてはならな……と思えば思うほど、もう、冷や汗がダダ流れなお仕事でした。はい。
はたして採用していただけるのかどうか、ギリギリまで不安でしたが、めでたく決まりまして、ありがとうございます。
作品の仕上げが、ちょうど私の「夜会」という長期公演の時期と重なってしまいましたので、締め切りをさんざん伸ばしていただきまして、申し訳ないことでした。
さて、いよいよドラマの放送ですね。
とっても楽しみに待っています。――中島みゆき