3月23日（水）に約3年半ぶりとなるニュー・アルバム『NIA』をリリースする中村佳穂が、3月19日（土）にNHK総合で放送となる土曜ドラマ『エンディングカット』の挿入歌「circle」を歌唱することに決定。この曲の作詞・作曲は小田朋美、石若駿が担当し、中村佳穂が歌唱します。

　土曜ドラマ『エンディングカット』は、芦田愛菜主演の感動のヒューマン・ドラマ。納棺師の技術を持つ理美容師が、遺族の声に耳を傾けながら故人の髪をカットやカラーなどヘアーセットするエンディングカットは故人との最期の別れの時間を生み出します。誰もが避けては通れない“大切な人の死”に、残された家族は何ができるのか――。

　2019年に『FM シアター』で放送され、令和元年度文化庁芸術祭ラジオ部門大賞を受賞。その作品でも主演を務めた芦田愛菜を再び主演に据えてのTVドラマ化となります。

［コメント］
もともと石若さんと小田さんの作る音楽のファンだったのですが、今回はお2人と初めて一緒に音楽を制作する機会ということで、喜んで依頼を受けさせていただきました。関係の深い小田朋美さん、石若駿さんがコラボしたデモを聞いたときに、この曲のことを大事にしていることが伝わってきてすごく感動しました。お二人の楽曲に私が携わることができて嬉しく思います。死はすごく身近な話だからこそ、寄り添いながらも寄り添ってないぐらいが、誰にとっても大切なものになる気がする、という話をお2人としたうえで、なるべく悲しみから明るさに少しだけ寄ったような歌を歌いたい、ちょっと明るめに歌ってみたい、とリクエストしました。冒頭の「ずっと前から〜」の部分はフリーテンポなこともあり、芦田愛菜さんの演技と小田朋美さんの演奏にあわせて唄うことで、3人でセッションしている気分になりました。みなさんに寄り添えるような形で自分の中でいい距離感で唄うことを心がけたので、唄も含めて気楽に見ていただければいいな、その中でスッとメッセージを受け取ってもらえたら嬉しいな、と思います。
――中村佳穂