日系アメリカ人の禅僧、ヘンリ・ミトワを追ったドキュメンタリー映画「禅と骨」の公開を記念し、同作で監督を務めた
中村高寛の代表作『
ヨコハマメリー』が、11年ぶりにリバイバル・ロードショー。10月21日(土)より東京・ポレポレ東中野、横浜ニューテアトルほかにて公開されます。
『ヨコハマメリー』は歌舞伎役者のように顔を白く塗り、貴族のようなドレスを身にまとい横浜の街角に立ち、街の風景の一部ともなっていた老婆“ハマのメリーさん”の行方を追ったドキュメンタリー。2006年に2館で公開がスタートすると徐々に話題を集め、公開館が拡大。半年以上ロングラン上映され、観客動員数は10万人を突破しました。同作で中村は〈横浜文化賞〉芸術奨励賞、〈ヨコハマ映画祭〉新人監督賞・審査員特別賞など11の賞を受賞。なお、中村は“ハマのメリーさん”について記した「ヨコハマメリー かつて白化粧の老娼婦がいた」(河出書房新社刊)を、今年8月に発表しています。