鈴木光司による小説を原作に、恐怖のアイコン“山村貞子”を生んだトップ・ホラー・ブランド“リング”シリーズが、初作『
リング』(1998)から20年目のアニヴァーサリー・イヤーに最新作「
貞子」を製作。5月24日(金)からの全国ロードショーに先駆け、“きっと来る。”と題された
特報が公開されています。
鈴木光司著「
タイド」を原作に製作された「
貞子」は、シリーズの原点である『リング』でメガフォンを執った
中田秀夫の監督作品。主演には、近年演技力が高く評価されている
池田エライザが起用されています。これまで
松嶋菜々子、
中谷美紀、
仲間由紀恵、
石原さとみらが演じてきた“リング”ヒロインに名を連ねることになる池田は、「お話をいただいた時は、日本にとどまらず世界に衝撃を与えた作品に携わることへの喜びとともに『貞子』というタイトルを私が背負っていいものか不安な気持ちになりました。ですが監督の熱のこもった言葉達に救われて、この作品に身を投じること決意いたしました。平穏な世界にじわじわと迫り来る恐怖……。現場は穏やかに見えて、いつも何処か張り詰めていました。生唾を飲んで、身を硬直させ、冷や汗をかき……最後にはそこが映画館である。ということに安堵していただける……のかな。保証はできませんが、1つ言えるのはこの映画、容赦ないです。どうか楽しみに待っていてください」とコメント。
中田監督は作品および池田について「『リング』では“この映画で世に出たい”の一心でありったけの情熱を注いだし、アメリカの『ザ・リング2』では、ハリウッドのスタジオ映画を指揮するという、胸踊る体験も得た。時を経て、今回の『貞子』では、今、純粋に私自身が“イケてる”と思うホラー表現をシンプルに、がむしゃらに追求したつもりだ。『リング』を同時代で観てくれた世代にとっては、“そうそう!”と肯いてもらえるものを、観てはなくとも貞子の風貌、動きは知っているティーンたちには、“今度の貞子はここが違う、スゴい!”と驚愕してもらえるものを目指した。ヒロイン、池田エライザさんには、弱きものを思う優しさと貞子に立ち向かう逞しさを喜怒哀楽十二分に表現してもらった。新時代のスクリーミング・ヒロイン誕生だと自負している」と語っています。