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NEMOPHILA、『Apple of my eye』ツアー初日となったLIQUIDROOM公演のレポート到着

NEMOPHILA   2025/02/10 12:31掲載
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NEMOPHILA、『Apple of my eye』ツアー初日となったLIQUIDROOM公演のレポート到着
 2024年より4人体制となったNEMOPHILAが、新体制になってからの初のアルバム『Apple of my eye』を携えて開催する〈Apple of my eye Release Tour 2025〉が、2月9日(日)東京・恵比寿 LIQUIDROOMよりスタート。詰めかけた観客を前に「DISSENSION」や「鬼灯」など1stアルバム〜3rdアルバムの楽曲を交えつつ、新作にして4thアルバム『Apple of my eye』の収録全10曲を披露しました。

 なお、ツアーの最終地点として5月6日(火・祝)にはNEMOPHILAが発表してきた全楽曲を1日で演奏する〈やめられない止まらない、NEMOPHILA地獄の全曲ライブ〉も開催します。詳細はNEMOPHILAのオフィシャル・サイトをご確認ください。

[ライヴ・レポート]
 4thアルバム「Apple of my eye」を引っ提げたNEMOPHILA「Apple of my eye Release Tour 2025」が 全国17ヶ所で開催される。それに先駆け2月9日(日) 恵比寿LIQUIDROOMで初日を迎えた。

 「出音すべてに4人の気持ちが込められていて、4人ならではのバランスと強い意志がパフォーマンスの箇所箇所に散りばめられていて、今まで以上に一致団結したNEMOPHILAを見てもらえると思います!」と開演前に語っていたNEMOPHILAのmayu(Vo)!! その覚悟のライブが幕を開けた。

 ギュウギュウに詰まった会場に溢れる熱気と歓声、そしてクラップ。SEきっかけに早くもオーディエンスのボルテージはMAXに! M1は4thアルバム「Apple of my eye」でもオープニングを飾る「Just Do It!」、アルバムをリードするハードでポジティブな曲だが、mayu(Vo)の一声をきっかけに、たむ(Dr)のドラムが刻むビートがヘヴィー且つ高速に炸裂し、掛け声“ヘイ!!”の煽りが連鎖となってLIQUIDROOMが早くも一体と化す。続いて葉月(Gt)のギターが唸りをあげるアッパーチューン「DISSENSION」、曲間のSEが効果的に響き渡り4thアルバムから「アナタダレ」「ERROR DETECTION」、さらに「RISE」とパワフルにたたみかけるNEMOPHILA。葉月のギターとハラグチサン(Ba)のベースがスリリングに絡み、変幻自在なステージング、煌びやかなフォーメーションは今日も健在だ。

 「A Ray of Light」を皮切りに中盤を彩るのは、和歌+和太鼓を取り入れたNEMOPHILAの真骨頂・和の色調が滲む「赤加賀智-AKAKAGACHI-」、そしてハスキーな高音とシャウトが光る「鬼灯」、MCを挟んで早くも終盤へとなだれ込む。今までになかったがむしゃらな感情を前に出した「Beautiful days」ではmayuもレスポールでバッキングを刻み、NEMOPHILAのメタルコア的部分をより突き詰めた「BRAINWASH」へと続く!4人体制になってギターとベースのユニゾン率も増しているが、そこも新しいNEMOPHILAの魅力と言える。

 MC明けの終盤はバンド史上初のギターソロなし曲、バンド全体のグルーヴとパッションに加えmayuのシャウトが命の「G.O.D」、シンセも交えてフュチャーリスティクでメカニカルなテイスト曲「PROGRESS」を披露。バンドの幹となる疾走感と鮮やかさがクロスする、らしさNo.1曲「REVIVE」で圧巻のパフォーマンスを見せてくれる。本編最後はアルバムでも最後を飾る「Good as hell quartet」、曲も歌詞もストレートで爽快なナンバー。リリースツアーということで4thアルバム収録全10曲を完遂した!

 ベイシストとしての追求がバンドの進化につながると言ってるハラグチサン。ヴォーカル以外に主メロを奏でるのはギターで、その責任感と出音への探究心が増したという葉月。全力で叩きながらもライブ自体をひとつのショーと捉えここはグルーヴ感を、ここはヘヴィーに、気持ちをビートに込めてと鳴らすことを意識してるというむらたたむ。mayuもエモーショナルでハスキーな歌に加え持ち味のスクリーム&シャウト、今回はさらにキュートさをプラスし表現力豊かに歌っている。メンバーひとりひとりの個性という音が粒となり、バンドとしての音圧となり、エネルギッシュにパワフルに会場に放射した夜。妥協なく音楽的な理想を追いかける4つの魂は、常に成長と進化を追い求めている。そしてその進化に裏付けされた決意と覚悟にはとにもかくにもリスペクトしかない。

 ツアーの最終地点は元旦に発表された、2025年5月6日(火)比谷野外大音楽堂で開催される「やめられない止まらない、NEMOPHILA地獄の全曲ライブ」だ!今までに発表してきた全楽曲を演奏するという驚きの内容だ。この日に向けてむらたたむが筋トレを積んでるという噂もあるが、自信に満ち溢れ堂々としたパフォーマンスを魅せてくれた今日のライブを見る限り、17本という場数をふんだ上で立つ野音のステージには、とてつもなくレベルアップし煌めいた4人がそこにいるはずだ。是非是非歴史の目撃者として足を運んで欲しい!


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Photo by 佐藤広道

〈やめられない止まらない、NEMOPHILA地獄の全曲ライブ〉
2025年5月6日(火)
東京 日比谷野外大音楽堂
OPEN 14:45 / START 15:30
前売指定: 7,900円
チケット: l-tike.com/nemophila
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