2024年より4人体制となったNEMOPHILAが、新体制になってからの初のアルバム『Apple of my eye』を携えて開催する〈Apple of my eye Release Tour 2025〉が、2月9日(日)東京・恵比寿 LIQUIDROOMよりスタート。詰めかけた観客を前に「DISSENSION」や「鬼灯」など1stアルバム〜3rdアルバムの楽曲を交えつつ、新作にして4thアルバム『Apple of my eye』の収録全10曲を披露しました。
ギュウギュウに詰まった会場に溢れる熱気と歓声、そしてクラップ。SEきっかけに早くもオーディエンスのボルテージはMAXに! M1は4thアルバム「Apple of my eye」でもオープニングを飾る「Just Do It!」、アルバムをリードするハードでポジティブな曲だが、mayu(Vo)の一声をきっかけに、たむ(Dr)のドラムが刻むビートがヘヴィー且つ高速に炸裂し、掛け声“ヘイ!!”の煽りが連鎖となってLIQUIDROOMが早くも一体と化す。続いて葉月(Gt)のギターが唸りをあげるアッパーチューン「DISSENSION」、曲間のSEが効果的に響き渡り4thアルバムから「アナタダレ」「ERROR DETECTION」、さらに「RISE」とパワフルにたたみかけるNEMOPHILA。葉月のギターとハラグチサン(Ba)のベースがスリリングに絡み、変幻自在なステージング、煌びやかなフォーメーションは今日も健在だ。
「A Ray of Light」を皮切りに中盤を彩るのは、和歌+和太鼓を取り入れたNEMOPHILAの真骨頂・和の色調が滲む「赤加賀智-AKAKAGACHI-」、そしてハスキーな高音とシャウトが光る「鬼灯」、MCを挟んで早くも終盤へとなだれ込む。今までになかったがむしゃらな感情を前に出した「Beautiful days」ではmayuもレスポールでバッキングを刻み、NEMOPHILAのメタルコア的部分をより突き詰めた「BRAINWASH」へと続く!4人体制になってギターとベースのユニゾン率も増しているが、そこも新しいNEMOPHILAの魅力と言える。
MC明けの終盤はバンド史上初のギターソロなし曲、バンド全体のグルーヴとパッションに加えmayuのシャウトが命の「G.O.D」、シンセも交えてフュチャーリスティクでメカニカルなテイスト曲「PROGRESS」を披露。バンドの幹となる疾走感と鮮やかさがクロスする、らしさNo.1曲「REVIVE」で圧巻のパフォーマンスを見せてくれる。本編最後はアルバムでも最後を飾る「Good as hell quartet」、曲も歌詞もストレートで爽快なナンバー。リリースツアーということで4thアルバム収録全10曲を完遂した!