2022年1月に3rdアルバム『Embankment』をリリースした笹倉慎介が、今年2枚目、通算4枚目のフル・アルバムとなる『Little Bug』をデジタル・リリース。本作はHIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション＆プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がデジタル・リリースをサポートしています。

　本作では、自らの音楽性をフォーク・アンビエントと称し、アンビエントやヒップホップ、エレクトロニカなどを解釈し日本語フォークとの融合を図った音像は明らかに笹倉のキャリアが新たなフェーズに入ったことを感じさせます。そして、内省的なシンガー・ソングライターの描写に留まらず、COVID-19の世界観から生まれた「Evolution Is the Reason(進化は理由)」や、ウクライナ侵攻を俯瞰した「go to Ukraine」など、現代社会へ向けたメッセージなども綴っています。また、フォーク・アンビエントとは？柴崎祐二によるライナーノーツも必見の、新しい音楽のフレーミングまでをも示唆する意欲作となっています。

　そして、12月26日（月）には東京・座・高円寺2にてアルバム・リリース記念ライヴが行われ、前作『Embankment』も含めたアルバム2枚分を含めた演奏が行われます。バンド・メンバーには、本アルバムに参加した伊賀航（b）、千葉広樹（b，syn）、senoo ricky（ds）、増村和彦（per，ds）、山崎哲也（ds）、宮下広輔（pedal steel）、中村大史（pf）が参加。楽曲によってメンバーを変える構成での演奏となります。