ニュース

マルシア、母へ届ける歌を披露 ブラジルへの思いを胸に3年ぶりのコンサート〈愛する歌とともに〉開催

マルシア   2022/12/08 12:33掲載
はてなブックマークに追加
マルシア、母へ届ける歌を披露 ブラジルへの思いを胸に3年ぶりのコンサート〈愛する歌とともに〉開催
 歌手 / 女優のマルシアが、コロナ禍前2019年以来3年ぶりとなるコンサート〈愛する歌とともに〉を12月7日に千葉県文化会館で開催しました。

 先月まで約2ヵ月間ブラジルに帰国していたマルシア。母親が脳梗塞で倒れたため介護をするための帰国で、人生で初めての介護を経験。母への愛と介護の悩みを日々感じた時間だったといいます。

 そんなマルシアと母親が毎日ベッドで一緒に歌っていたという曲を、「会場の皆さんの健康を祈り、ブラジルにいる母のために歌います」と披露しました。

[ライヴ・レポート]
 歌謡曲、ポップス、ラテン、ミュージカルナンバーまで幅広いジャンルを披露。自身の生い立ちのトークを交えながら繰り広げられるセットリストは、さまざまな世界への旅となった。

 1曲目は「見上げてごらん夜の星を」からスタート。気持ちを込めて披露し、ファンの心を惹きつけた。

 その後、幼少期の思い出メドレーへ。子供の頃に初めて歌った日本の歌「しゃぼん玉」、ブラジルでの歌唱大会で優勝し、猪俣公章先生にスカウトされて日本へきたきっかけになった「青い珊瑚礁」、内弟子時代に猪俣先生に学べと言われたテレサ・テンさんの歌「時の流れに身をまかせ」「つぐない」などをトークを交えて披露。

 そしてデビュー曲「ふりむけばヨコハマ」へ。日本へ行く空港で祖父から「成功するまで帰ってくるな」と言われた言葉を、今も胸に留めているというマルシアの熱のある歌声に、会場のお客様は熱い拍手を送った。

 後半戦ではブラジルの楽曲からスタート。ボサノヴァの楽曲「Mas・Que・Nada (マシュ・ケ・ナーダ)」では、マルシアの迫力ある歌声に客席から割れんばかりの拍手が沸き起こった。そして現在開催されているワールドカップにも触れ、残念ながら先日敗れた日本代表の選手に賞賛を、そして故郷ブラジル代表には勝ち進んで欲しいとエールを送った。

 トークでは満席の客席を相手にツッコんだりと巧みなトークで終始笑いに包まれた。飾らない明るいキャラクターが魅力的で、お客さんとの距離はさらに縮まり、その後のミュージカルコーナーへ。自身が出演したミュージカル『レ・ミゼラブル』の楽曲「夢やぶれて」を披露。会場が一気にミュージカルの世界に引き込まれ、女優マルシアの魅力も存分に披露。

 そして、アンコールでは、もともと予定していた楽曲に変え「人生一路」を披露。先月まで母親の介護でブラジルに帰国していたマルシア。初めての介護で、辛かったこともあったがいつも母親に寄り添っていたというマルシアは、毎日ベッドで一緒に歌っていたという曲「人生一路」を、「会場の皆さんの健康を祈り、ブラジルにいる母のために歌います」と涙を流しながら歌い切った。

 その他「津軽海峡・冬景色」、「My favorite things」を含む計21曲を披露し、熱い空気に包まれながら幕を下ろした。


拡大表示


拡大表示


拡大表示


拡大表示


拡大表示


〈愛する歌とともに〉
2022年12月7日(水)
千葉県文化会館

[セットリスト]
01. 見上げてごらん夜の星を
02. GAME IS OVER
03. 恋の季節
04. しゃぼん玉
05. 津軽海峡・冬景色
06. 青い珊瑚礁
07. 愛人
08. つぐない
09. 時の流れに身をまかせ
10. ふりむけばヨコハマ
11. 人生一路
12. ブラジル
13. イパネマの娘
14. Ague de beber
15. Mas・Que・Nada
16. 夢やぶれて
17. Cabaret
18. My favorite things
19. 君をのせて

En-01. Amor...Saudade
En-02. 人生一路
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
[インタビュー] ソウル&ファンク・ユニットMen Spyder 初のEPを発表[インタビュー] KMC 全曲O.N.Oによるビート THA BLUE HERBプロデュースの新作
[インタビュー] 魚返明未 日本の新世代ジャズを牽引するピアニストが、新たなトリオでアルバムを発表[インタビュー] みやけん 人気ピアノYouTuber 『俺のヒットパレード!』第4弾リリース!
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015