ロックンロール一筋で今年還暦を迎えるシンガー・
坂本つとむが、1月18日(水)に最新アルバム『
人生上等!』を発売しています。
シンガーで俳優としても活動する坂本つとむは、今月24日に満60歳となり還暦を迎えますが、「10代でロックンロールに目覚め、20代で矢沢永吉さんに憧れて上京しプロの歌手になりました。その後、30代でメジャーデビューをさせて頂き、プライベートでは40代でシングルファーザーに。そして、50代になってからは歌謡曲という新たな音楽ジャンルに挑戦しています。僕の人生を振り返れば60年はとても波乱万丈でしたが、音楽性が変わっても10代の頃に出会ったロックンロールと共に歩んだ人生だったと思います」と、これまでを振り返りました。
今回発売されたアルバムには、坂本と同じく還暦を迎える同世代に向けた応援歌「人生上等!〜O世代の身上書〜」が収録されていますが、同曲に対し「歌の冒頭のセリフにある通り“Rock じゅう年(60年)走った俺の人生上等!”という思いから自分が還暦になるにあたって、同世代への応援歌があったらいいなと。同世代には、早期退職して悠々自適な生活をする人や、脱サラして第二の人生に挑戦している人。また、還暦が一つのゴールとなって一息ついている人もいるかもしれない。『転がり続けるロックンローラー』としては、“まだまだゴールじゃない!還暦は一周回ってリスタートだ!”というメッセージを込めました」と、コメント。
歌に登場する、自身と同じ世代のことを称した“O世代”(オーセダイ)という言葉に対しては「今の若い世代が“Z世代”と呼ばれることに対するオヤジギャグ的発想で、オヤジだから“O世代”って(笑)。真面目に言えば還暦は『元の暦に戻る』(自分が生まれた年の干支に戻る)ということで『0』(ゼロ)に戻る事からということでもあります」と、同世代をリードする呼称について解説しました。
昨年あるテレビ番組で“鳴かず飛ばずのアラ還シンガー”と称されていましたが、新たな音楽ジャンルに取り組んだ曲「LOSTプロポーズ」が青春時代の淡い記憶を呼び起こすと、坂本と同世代の女性を中心に話題となり、〈有線お問い合わせチャート1位〉を獲得するなど、着実に手ごたえを感じているとのことですが、「とにかく歌えるところがあれば、北は青森、南は鹿児島とどこへでも行って歌っています。幸い全国の方から呼んでい頂くことも多くなり、スナックやカラオケパブでも歌っています。昨年、有線お問い合わせチャートの1位になった『LOST プロポーズ』が各地でも好評で、カラオケのある場所では、お客さんもいっぱい歌ってくれています」と、エネルギッシュに全国を駆け回り、様々な場所に歌を届ける活動を行っています。
お笑いコンビの
ダウンタウンをはじめ、海外でも
ブラッド・ピットや
ジョニー・デップらが今年60歳となりますが、「60歳って心身ともにドシっとした年齢ですよね。やりたい事が見つからなくても見つける気持ちが大事な気がします。『人生上等!』という歌の最後に“負けるな!昔みたいに、ガン飛ばせ!”ってシャウトしているのですが、人を睨む“ガンを飛ばす”ではなく、新たな目標を『睨』むという意味であり、病気と闘っている仲間や同世代への心の叫びでもありあます。60歳にはなりますが、この曲が10代の頃のギラギラした気持ちをもう一度思い出すきっかけになったら最高です!ロックンロール!」と、還暦という節目を迎え今後への意欲を語りました。