2022年11月の来日公演では、
井上銘(g)、
須川崇志(b)、
石若駿(ds)と共演して客席を沸かせたサックス奏者、
クリス・ポッター(Chris Potter)が、新作アルバム『
ガット・ザ・キーズ・トゥ・ザ・キングダム:ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』を2月17日(金)に発表します。
本作は、毎年恒例となっている米ニューヨークの名門ジャズ・クラブ、ヴィレッジ・ヴァンガードでの〈レジデンシー・ライヴ〉を収録したもので、2022年2月の録音です。
バンド・メンバーは、ECMからのリリースでもおなじみのフリー系ピアニスト、
クレイグ・テイボーン、祖父
ロイ・ヘインズ譲りのドラミングでヴィジェイ・アイヤー・トリオで活躍する
マーカス・ギルモア(ds)、
チャーリー・ヘイデンの下で研鑽を積みポッターとはいくつものアルバムで共演している
スコット・コリー(b)。収録されている6曲すべてがカヴァーで、アルバムのタイトルにもなっているトラディショナル・ゴスペル・ソングの「Got the Keys to the Kingdom」、エドガー・ロケット=ピントの録音をもとに
エイトル・ヴィラ=ロボスがトランスクリプトしたアマゾン民謡の「Nozani Na」、
チャーリー・パーカーのジャズ・スタンダード「Klactoveedsedstene」、
アントニオ・カルロス・ジョビン、
シコ・ブアルキ、
ヴィニシウス・ヂ・モライスの唯一の共作曲「Olha Maria」、
ビリー・ストレイホーンが最後に作った曲としても知られる「Blood Count」、ブルースマンの
ミシシッピ・フレッド・マクダウェルや
ローリング・ストーンズが録音している「You Gotta Move」とバラエティに富んだ選曲が楽しめます。