ストリーミング再生数が2億回を越える大ヒット曲「Lover Boy」で知られる、バンコク在住のタイ人シンガー・ソングライター、
プム・ヴィプリット(Phum Viphurit)が、2ndアルバム『ザ・グレン・チャイ・ピース』を1月31日(火)に発表しました。ヴィプリットがアルバムを発表するのは、2017年リリースのデビュー・アルバム『
Manchild』以来6年ぶり。「Lover Boy」を収録するEP『
バンコク・ボルター・クラブ』からも約3年半ぶりの新作です。
2018年の来日公演で出会い、親交を深めてきた日本人トラックメイカー / MPCプレイヤー
STUTSとの共作「Kiko's Letter」、
ジェイ・ZのRoc Nationからのリリースで知られるタイ・アメリカンのシンガー・ソングライターHugoとの共作「Tail End」のほか、先行シングル「Temple Fair」「Healing House」「Welcome Change」を含む全8曲を収録。
アルバム・タイトルにある「グレン・チャイ」とは、タイでよく使われる言葉で、マインドフルネスや他者への配慮や気配りを意味します(「グレン・チャイ・ピース」は皿に残った最後の1ピースという意味)。とくにアジアで育った人々にとっては普遍的な暗黙のルールのようなものであるこの美学をテーマにしたのは、メンタルヘルスの危機を招いたコロナ・ウイルスのパンデミックの経験が強く影響しています。パンデミックによって大きく変化した音楽に対するアプローチ。彼自身のパーソナルな経験を切り取った日記のような1stアルバムとはあきらかに異なり、より広い視点でストーリーテリングと問いかけを行なっています。
『ザ・グレン・チャイ・ピース』は配信中。フィジカルは今春発売される予定です。