ザ・フー(The Who)が、英ロンドンのウェンブリー・スタジアムのステージに40年ぶりに立った2019年7月6日のコンサートの模様を収録するライヴ・アルバム『ウィズ・オーケストラ・ライヴ・アット・ウェンブリー』を3月31日(金)に発表します。2CD+Blu-ray(Audio)の仕様で、2CDとBlu-ray Audioのそれぞれに20曲を収録。Blu-rayにはドルビー・アトモス、STEREO、5.1ch音源が収録されます。このアルバムから収録曲の「バ・オライリィ」が公開されています。
2019年の〈Moving On!〉ツアーで唯一のUK公演となったこの日の公演で、ザ・フーは50人編成のオーケストラとともに、アルバム『四重人格』『
トミー』『
フーズ・ネクスト』『フ―・アー・ユー』などからの名曲の数々に加え、当時リリース前だった13年ぶりのスタジオ・アルバム『
WHO』(2019年)の収録曲も披露しました。
ザ・フーのオーケストラとの共演は、ヴォーカリストの
ロジャー・ダルトリーが長年抱いてきた野望で、ダルトリーは共演について「ザ・フーがオーケストラと組んだというだけで、ピート(・タウンゼント)と私の音楽表現に妥協が生じるわけがない。クラクションよろしく管楽器や鐘を鳴らして全力疾走するザ・フーがそこにいる」と語っています。また、ギタリストの
ピート・タウンゼントは「ロジャーが今回のツアーに〈Moving On!〉(=前進あるのみ!)という名を授けた。私も大いに気に入っている。それこそ我々ふたりがやりたいことだ。新しい音楽を、ザ・フーの名曲を、すべて新たな胸躍る形で演奏しながら前進していく。リスクは伴うが、失うものは何もない」とコメントしています。