2005/11/16掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
ソロはもちろん
ソニック・ユースや
ウィルコなどの課外活動でも大忙し、先日も
ベス・オートンのニュー・アルバム『Comfort of Strangers』へのプロデュース参加をお伝えしたばかりの
ジム・オルーク。世界初のミジンコDVD
『ミジンコ 静かなる宇宙(MIJINKO,A Silent Microcosm)』(写真)を先月発表した、学会も認めるミジンコ研究家にしてジャズ・ミュージシャン
坂田明。そんな二人がタッグを組んだ双頭アルバム
『およばれ/テトロドトキシン』(MTCJ-3026 \2,700(税込))が、12月14日にリリースされます!
もともと坂田の所属する
Wha-ha-haの大ファンだったオルークですが、自身が参加する
ディスカホリック・アノニマス・トリオのライヴで初顔合わせした二人は意気投合、このデアックスな共演が決定したとか。
収録されているのは、2005年4月に新宿ピットインで2日間にわたって行なわれた“SAKATA/O'ROURKE TOKYO SESSION”第一夜の模様。クリス・コルサーノ、ダーリン・グレイ、
吉見征樹、そして坂田明の息子である
坂田学(ex.
Polaris)らが参加して繰り広げるフリーキーな集団即興を録音したライヴ音源に、オルークがニューヨークの自宅スタジオにて新たなサウンド・トリートメントを施した“ドリーム・ヴァージョン”とのこと。オルークお得意のスタジオ・マジックによってこそ成し得た、まさに“ポスト・ジャズ”な一枚です。なお、同ライヴの第二夜の音源を素材としたアルバム(吉見は不参加)も、2006年春に予定されていますのでお楽しみに。
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『およばれ/テトロドトキシン』(MTCJ-3026 \2,700(税込))
01. こんだて/luciferin
02. きんべん/deficiency
03. かばん/crotlotoxin
04. こうもりがさ の しゅうぜん/syuzen