作曲家、編曲家として活動している
宅見将典が、“Masa Takumi”名義で9月1日にリリースしたソロ・アルバム『Sakura』が、日本時間2月6日(月)に行われた第65回グラミー賞授賞式の最優秀グローバル・ミュージック・アルバム部門にて同賞を受賞しています。
バーナ・ボーイや
アニューシュカ・シャンカール、
アンジェリーク・キジョーなど世界的なアーティスト達が名を連ねる競合揃いのグローバル・ミュージック部門(旧ワールドミュージック部門)において日本人の受賞は初めての快挙。日本の伝統楽器を中心に創り、日本文化の美意識とアメリカン・サウンドを融合してできた本作品がグラミー賞に認められました。
宅見自身は「日本人の作曲家として、この名誉ある賞を受賞できた事を誇りに思う。自分を育ててくれた日本の音楽業界、また迎え入れてくれたアメリカの音楽業界に感謝したい」と語っています。
宅見は、日本のみならず海外アーティストの楽曲も多く手がける作曲家であり、過去にも、
Sly & Robbie and The Jam Mastersのメンバーとして参加したレゲエ・アルバムが第56回グラミー賞(R)にノミネートされた経験を持ち、日本では
AAA「CALL」や
DA PUMP「P.A.R.T.Y. 〜ユニバース・フェスティバル〜」の作曲、編曲で日本レコード大賞・優秀作品賞を受賞するなど精力的に活動をしています。
[コメント]今、世界中で沢山の悲しい出来事が起こっています。そんな中、誰もが持つそれぞれの心の中にある美しい花を咲かせて欲しいと願ってこの作品を作曲しました。また日本人として、その花をSakuraと名付けました。日本の伝統楽器である箏、三味線のみならず、二胡やバンブーフルート、また世界各国のパーカッションなども取り入れ創り上げたこの「Sakura」が皆さんの心の中で咲く事を願っています。――宅見将典 Masa Takumi撮影: 下條 祐美 / Gejo Yumi