その独特なサウンドで2000年にデビューを飾り、以降の音楽シーンに多大なる影響を与える存在、
リンキン・パーク (LINKIN PARK)。21世紀史上最も売れたデビュー・アルバムとして君臨するアルバム『
ハイブリッド・セオリー 』に続き、彼らが2003年に発表した2ndアルバム『
メテオラ 』は、全世界の総売上枚数2,700万枚を記録、グラミー賞にもノミネートされ、世界各国で数多くのプラチナム・ディスクを獲得する作品となりました。この傑作の発売20周年を記念して、『メテオラ:20周年記念盤』が4月7日(金)に発売されることが決定。この作品は、限定盤スーパー・デラックス・ボックス・セットを筆頭に、デラックス・アナログ・ボックス・セット、デラックス3枚組CD、デジタル配信など複数のフォーマットでの発売となります(今作の国内盤発売に関する情報は後日改めて発表される予定)。
本コレクションのハイライトともいうべき最も注目すべき点は、これまで未発表だった貴重な音源が収録されているという点です。今回の『メテオラ:20周年記念盤』のリリースにあたり、バンドが彼らのアーカイヴから発掘したこの貴重な音源は、『メテオラ』時代にミックスまで完了していたものの、その後忘れ去られてしまったもの。その状況にふさわしく、この楽曲には「ロスト」というタイトルが付けられています。
メンバーの
マイク・シノダ はこの曲に関して「この楽曲を見つけ出したときは、以前撮ったことさえ忘れてしまっていたお気に入りの写真を見つけ出したような感覚だったよ。まるでその姿を現すのに絶好のタイミングを待っていたかのような感じだ。何年もの間ファンのみんなから、チェスターのヴォーカルが聴ける何かしらの音源をリリースして欲しいと言われていたんだけど、こんなスペシャルな形でそのリクエストを実現させることができて、感激している。『メテオラ:20周年記念盤』に収録されている素晴らしい未発表曲やビデオ映像などを目の当りにしたら、みんな圧倒されることだろうね」とコメントしています。
「ロスト」という楽曲は、リンキン・パークの溢れ出すエネルギーを、
チェスター・ベニントン が繊細ながらも生命力に満ちたヴォーカルによってアンセミックなカタルシスへと昇華させていく見事な楽曲です。ネオン・キーの輝きの中、力強いリフをバックに親密な時間が流れ、抗しがたいリフレインへつながっていくこの曲のミュージック・ビデオは、ピープルプリザーとマチェイ・カシアラのWeb3スタジオ、SHIBUYAがプロデュースとアニメーションを担当し、Kaiber.aiのAIプロダクションをフィーチャーしたカッティング・エッジなAIレンズを用い、バンドが持つAMV(アニメ・ミュージック・ビデオ)のレガシーを再構築させた見事な作品に仕上がっています。
世界中の熱狂的なファンにとって、この祝祭の時は間違いなく重要な出来事となるでしょう。Facebookで最大のフォロワー数を誇るリンキン・パークは、今作のリリースを予告するタイミングでTikTokにもその活動の幅を広げ、ソーシャルにおいても圧倒的な存在感を示しています。さらに、2月10日(金)この後リンキン・パークはDiscord StageでQ&Aセッションを開催し、新しいリンキン・パークのDiscordを正式にスタートさせるとのこと。現地アメリカの西海岸時間14時から始まるこのセッションに関する詳細は専用ページをチェックしてください。また、彼らのオフィシャル・サイトではさらなるサプライズも隠されているとのことです。
コレクター必携アイテムとなる、限定盤スーパー・デラックス・ボックス・セットの魅力は、何と言っても6曲の未発表曲が収録されていることです。さらに、デモ音源やBサイド曲、ライヴ映像や未発表となる各作品のメイキング映像などが、オリジナル・アルバム『メテオラ』、今回初めてアナログ化となる『ライヴ・イン・テキサス(2枚組LP)』、未発表ライヴ音源『Live in Nottingham 2003(2枚組LP)』という5枚のアナログ盤、そしてアルバム『メテオラ』を始め、『LPU Rarities 2.0』、『Live Rarities 2003-2004』、『Lost Demos』と名付けられた計5枚のCD、そしてこれまで未発表となっていた4公演のライヴ映像やメイキング映像などを収録した3枚のDVD(1枚目のDVDには『The Making of Meteora/The Art of Meteora/Work In Progress』というメイキング映像、2枚目のDVDには『Veterans Stadium (2003)』と『Live in Seoul (2003)』のライヴ映像、そして3枚目のDVDには『Live In Manila (2004)』と『Live in Denver – Projekt Revolution 2004』のライヴ映像をそれぞれ収録)からなる合計12枚のディスクにたっぷりと収録されています。このボックス・セットにはさらに、40ページに及ぶブックレットの他、36x24サイズのポスターやリトグラフ、ステッカーやステンシル、そしてハイレゾ音源ダウンロード・カードが同梱されています。
また、同時発売となるデラックス・アナログ・ボックス・セットには、アルバム『メテオラ』と2枚組LPとなる『LPU Rarities 2.0』、そして『Live Rarities 2003-2004』からなる4枚のアナログ盤が同梱されています。同じく同時発売となるデラックス3枚組CDは、未発表楽曲「ロスト」のオリジナルのアンディ・ウォレス・ミックスを追加収録したアルバム『メテオラ』に加え、『LPU Rarities 2.0』と『Live Rarities 2003-2004』を収録した3枚のCDで構成されています。
アルバム『メテオラ』は、2003年3月25日に発売された作品で、本国アメリカでは全米アルバム・チャート首位を獲得し、700万枚のセブン・プラチナム・ディスクの認定を受け、全世界では実に2,700万枚のセールスを誇り、15ヵ国でプラチナムもしくはゴールド・ディスク認定を受けるモンスター・アルバムです。多くの名曲が収録されていますが、なかでも「ナム」はSpotifyで10億回の再生数を稼ぎ出し、ミュージック・ビデオはYouTubeで18億回の再生数を誇っています。さらに「セッション」は、グラミー賞最優秀ベスト・ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス部門にノミネートされました。ローリング・ストーン誌は『メテオラ』についての記事で、「リンキン・パークは、ある種危うくも、美しいアートを創り上げるバンドだ」と称賛しています。またメタル・ハンマー誌は「モダン・ロック・クラシックだ」と懐古的な表現でアルバムを評価しました。さらにケラング!誌は、「セカンド・アルバムで、デビュー時と同等の成功を獲られるバンドは一握りしかいない。リンキン・パークはこれを成し遂げただけでなく、実際に、ファースト・アルバムを超える素晴らしいセカンド・アルバムを作り上げたことを証明した」と賞賛しています。
2020年、リンキン・パークは『
ハイブリッド・セオリー:20周年記念盤 』を発表し、再びシーンの最前線に躍り出ることとなりました。同作は全米トップ・アルバム・セールス・チャートで3位を獲得し、2002年以来最高のチャート・ポジションを記録したのです。そして今回、彼らはアイコニックな2ndアルバムを再訪することになります。2023年、リンキン・パークが発表するこの『メテオラ』の決定盤と共に、彼らの圧倒的世界観を体感してください。
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