代表曲「君は天然色」のミュージック・ビデオが、YouTubeで1,300万回再生を突破するなど、国内外の幅広い世代から熱狂的に支持されているアーティスト
大滝詠一。コンポーザー&プロデューサー“大瀧詠一”名義で生前に多数のアーティストに提供したコミック・ソングやリズミカルな楽曲を中心に、珠玉の名曲をコンパイルした前代未聞のカップリングCD『
大滝詠一 NOVELTY SONG BOOK / NIAGARA ONDO BOOK』を3月21日(火・祝)にリリースします。
「ノベルティ・ソング」とは、コミック・ソングやリズムが特徴的なユーモラスな魅力を持つ楽曲を意味する呼称で、今作は大滝詠一という偉大なアーティストが持つ多彩な魅力と才能を堪能することができる多数の名曲が2枚組CDに収録されます。
『大滝詠一 NOVELTY SONG BOOK』と題されたDisc-1は、大滝本人が歌唱した11曲の音源を収録。本邦初公開となる新曲や、名曲のセルフカヴァーなどをコンパイルした、コンセプチュアルな“オリジナル・アルバム”となっています。全曲が未発表音源で、1980年代に一世を風靡したお笑いバラエティ番組『
オレたちひょうきん族』から生まれた「うなずきマーチ」や、TVアニメ『
ちびまる子ちゃん』のエンディング主題歌「針切じいさんのロケン・ロール」のセルフカヴァー、ファン待望の
ティン・パン・アレイをバックに
小林旭へ楽曲提供の準備をしましたが、企画が実らなかった「ホルモン小唄〜元気でチャチャチャ」などが収録されます。そして、完全未発表の新曲「ゆうがたフレンド (USEFUL SONG)」も収録されることが決定。本楽曲は、2005年暮れに大滝が書き下ろした最後のナンバーで、今まで日の目を見ることがなかった幻の音源。今回、新たに大滝と親交の深い
ムーンライダーズの
鈴木慶一がゲストヴォーカルで参加しています。鈴木慶一は、1972年に発表された大滝詠一の1stアルバム『
大瀧詠一1st』でもヴォーカリストとして共演しており、大滝と鈴木による伝説のユニット“冗談ぢゃねーやーず”が50年ぶりに復活しました。
さらに、Disc-2は『NIAGARA ONDO BOOK』という作品集で、コンポーザー“大瀧詠一”として多数のアーティストに提供したレア音源を収録。一度聴いたら忘れられない異色の歌謡曲を特集したNHK総合の特別番組『1オクターブ上の音楽会』でも紹介された
金沢明子の「イエロー・サブマリン音頭(特別変)」を筆頭に、クレイジーキャッツ、
植木等、
三波春夫、
トニー谷、
細川たかし、
角川博、
片岡鶴太郎などなど、超豪華なアーティストが歌う貴重な音源が別ヴァージョンをメインに堪能することができます。
“日本ポップス界の巨人”として数多くの名曲を生み出してきた大滝の多様な音楽性が堪能できる本作は、2枚組CDで3月21日にリリース。なお、Disc-1はアナログ・レコードとして4月26日(水)に発売されます。