2022年、結成37年目にして新作アルバム『P.O.BOX 496』をリリース、Billboard Live TOKYOでのワンマン・ライヴも開催した“s-ken & hot bomboms”(エスケン&ホットボンボンズ)。9月末にオリジナル・メンバーでキーボード担当の矢代恒彦が逝去し、活動休止中でしたが、s-kenが新たなユニットで動きだすこととなりました。
その発端はここ数年、s-kenが注目していた裏浅草、山谷、吉原、北千住、南千住界隈など東京イーストリバーサイドを中心に新たなサロンが次々に生まれており、最新アルバムにもそのエリアについて歌った「風の吹くままリバーサイド」という楽曲を作詞作曲していることに関連しています。これまでの東京のニューカルチャーは原宿、青山、西麻布、渋谷、下北沢などウエストサイドを中心におこってきました。近未来、今度はイーストサイドからニュー・カルチャーが勃興してくると公言しているs-kenですが、新たに東上野の路地裏から廃工場をリノベーションした新たなサロン、“YUKUIDO工房”が立ち上がってきたことを知り、“s-ken & far east sessions”(エスケン&ファーイーストセッションズ)という新ユニットを結成。ライヴを再開することを決断しました。
新ユニット“s-ken & far east sessions”のパーマネント・メンバーは、hot bombomsから佐野篤(b,perc,celloなど)とヤヒロトモヒロ(perc)。初ライヴの5月14日(日)のステージはゲストも多彩。すでにイーストリバーサイドを活動拠点にしているEGO-WRAPPIN’の森雅樹や隅田川リバーサイドでソロ・パフォーマンスを展開しているスティールパンの第一人者、原田芳宏、そして長年s-kenがプロデューサーとして関わってきたシンガー・ソングライター、中山うり(ac,tp,vo,cho)などが参加しています。
また、活動休止中の“s-ken & hot bomboms”ですが、メンバー全員のパペット人形が登場するミュージック・ビデオが制作されました。昨年リリースの新作アルバム『P.O.BOX 496』から「メロンとリンゴにバナナ」というs-kenとしては異色の老若男女が歌えるポップな楽曲のMVで、好評につき数年前からs-kenの楽曲で踊ってきたという美少女たちが共演しています。監督はギタリストとしてだけでなく映像作家としてのキャリアをスタートさせている岡愛子。s-kenがプロデュースしてきたファンク・バンド“BimBamBoom”のメンバーとして出会い、コラボレーションが実現しました。
photo by Hiroki Nishioka
■新ユニット“s-ken & far east sessions”初ライヴ 2023年5月14日(日) 東京 東上野 YUKUIDO工房 yukuido.com/original(JR上野駅から徒歩3分) OPEN 16:30 / START 17:30 チケット: 前売 5,000円 / 当日 5,500円(+1drink別途) ※LivePocketからの販売開始は3月21日(火)18:00から t.livepocket.jp
出演: s-ken & far east sessions s-ken(vo)、佐野篤(b,perc,celloなど)、ヤヒロトモヒロ(perc) ゲスト: 森雅樹(g) from EGO-WRAPPIN’、原田芳宏(steelpan)、中山うり(ac,tp,vo,cho)