2019年のミュンヘン国際音楽コンクールチェロ部門で日本人としてはじめて優勝した
佐藤晴真が、3rdアルバム『
歌の翼に〜メンデルスゾーン作品集』を4月12日(水)に発表します。このアルバムから、「協奏的変奏曲 ニ長調 Op.17」の先行配信がスタートしました。
アルバム『歌の翼に〜メンデルスゾーン作品集』は、最近のリサイタルで佐藤が取り上げてきた
メンデルスゾーンの作品を収録。演奏される機会の少ないソナタ、美しい旋律をもつ協奏的変奏曲、有名な歌曲の「歌の翼に」、ピアノ独奏のための「無言歌」のチェロ版を収めた、メンデルスゾーンのさまざまな側面、魅力を垣間見ることができる内容です。佐藤は新作について、「作品はとてもシンプルで明快な作りですが、その音一つ一つには心からの感情が込められているようです。時に喜びに心躍らせ、時に自らの出自と重ね葛藤する。完璧な様式美を持つメンデルスゾーンの作品たちを、久末航さんの素晴らしいピアノと共に是非お聴きください!」とコメントしています。
ピアニストの
久末航を迎えたレコーディングは、2022年11月に埼玉・秩父ミューズパーク 音楽堂で3日間にわたって行なわれました。
先行配信された「協奏的変奏曲 ニ長調 Op.17」は、メンデルスゾーンが生み出したチェロとピアノのための全4曲中、最初に作曲された楽曲で、“協奏的”と名付けられているだけあり、チェロとピアノが同等の扱いとなっている点も聴きどころとなっています。