ぐらもくらぶ主催事業として、3月21日(火・祝)に東京・水天宮前の日本橋公会堂にて〈『大東京』〜映像と音楽と朗読の一九三一年型モダン昭和〜〉が開催されます。
これは、コロナ禍での新たな試として2020年から2022年まで大阪と名古屋で上演した活動写真弁士・片岡一郎とG.C.R.管絃楽団の音楽監督である
青木研(バンジョー奏者)と渡邊恭一(サックス奏者)によるジャズ伴奏とカツベンと言う演目を、メンバーの増強と内容の更なる充実をはかって東京のホールで開催するという意欲的なものです。
2021年度第34回ミュージック・ペンクラブ音楽賞最優秀作品賞を受賞した“山田参助とG.C.R.管絃楽団”による総勢10人の豪華無声映画伴奏、そしてG.C.R.管絃楽団の真骨頂である歌謡曲とジャズ音楽の演奏。滅多に出演する機会のない日本を代表する活動写真弁士・片岡一郎と
坂本頼光の両雄による無声映画のカツベン。1930年末に発売禁止となった『エロ・エロ東京娘百景』より、エロ・グロ・ナンセンス時代を活写した文章を漫画家・
山田参助によるイメージ画と共に朗読。
音楽史にも興味があるYouTuber“みのミュージック”ほか多彩なゲストが出演予定です。1931年はエロ・グロ・ナンセンス時代の絶頂期を象徴する1931年と言う時代と、関東大震災からの復興を遂げて大きく発展してきた大東京の都市文化をテーマとしています。
昭和の誕生から満州事変までつかの間の平和に流行したエロ・グロ・ナンセンス。大東京の都市文化としての映画・風俗・音楽を令和の時代に再現します。活動写真弁士によるカツベンと10人編成のオーケストラ“G.C.R.管絃楽団”による近年前例のない豪華伴奏つき上映、東京モダンガール風景の朗読、歌謡曲とジャズ音楽演奏、ほかゲストで綴る昭和モダン・バラエティ。昼と夜では違う演目にてお送りします。