2022年10月にドイツ・グラモフォンと専属契約した20歳の新人ヴァイオリニスト、マリア・ドゥエニャス(María Dueñas)が、アルバム『ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 他』を5月5日(金)に発表します。
ドイツ・グラモフォンからのデビュー・アルバムとなるこのアルバムには、2023年1月にマンフレート・ホーネック指揮
ウィーン交響楽団と共演したウィーン・ムジークフェラインでのライヴ録音を収録。メイン曲の「ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲」では、ドゥエニャスがみずから作曲した全楽章のカデンツァを披露しています。また、
クライスラー、
サン=サーンス、
シュポア、
ヴィエニャフスキ、
イザイのヴァイオリンとオーケストラのためのショーピースと、それぞれの作曲家によるベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 第1楽章のカデンツァも演奏しています。
ドゥエニャスはアルバムについて「ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は、私の人生のもっとも重要な瞬間に寄り添ってくれました。恩師ウラディーミル・スピヴァコフの勧めでドイツからウィーンに移ったとき、これまで受けてきた音楽教育、そして今回のレコーディングでも、ベートーヴェンは私とってつねに大きな存在でした」とコメントしています。
ドゥエニャスは、9月22日(金)に大阪・住友生命いずみホール、24日(日)に東京・紀尾井ホールで開催される〈ストラディヴァリウス・コンサート 2023〉に出演する予定です。
Photo by Christoph Koestlin