TikTokに公開した動画が累計45万回を超える再生となりバズっている“還暦のロックンローラー”
坂本つとむが、3月24日(金)、テレビ東京『歌のサンセット』に出演し話題曲を披露します。
今年の1月に60歳の還暦を迎えたシンガー坂本つとむは、新曲「人生上等!〜O世代の身上書〜」でも歌われているように、16歳で
矢沢永吉の「成り上がり」に出会い衝撃を受け20歳で上京。30代で遅咲きのデビューを果たし、現在までロックンロール一筋に音楽活動を行っています。
還暦となった現在も、全国のスナックやナイトクラブなどを回る地道な活動を行っていますが、今年の3月からTikTokへの動画投稿を始めると、リーゼント姿で「Aちゃんに憧れ今Gちゃん」と自虐的に歌う姿が話題となり、「リーゼントやりたい!でも髪が無い…」「Gちゃん頑張れ!」といったコメントが寄せられるなど、同世代だけでなく若い世代からも大きな反響となりました。
この「Aちゃんにあこがれ今Gちゃん〜」と歌う曲は、今年の1月に自身の還暦を記念したアルバム『
人生上等!』に収録された「人生上等!〜O世代の身上書〜」という曲で、現代の若者世代を称する“Z世代”に対し、自分たちの世代は「オッサン」「オヤジ」だから“O世代”(オーセダイ)とオヤジギャグの発想で名付け、今年還暦となった坂本と“タメ年”のオヤジたちに「還暦はゴールじゃなくてスタートだ!」と、熱くロックンロールで鼓舞する応援歌となっています。
今回のTikTokでの反響に対し坂本は、「Z世代と呼ばれる若い世代の方々には、オヤジがリーゼント姿でロックンロールを歌う姿が新鮮に見えているのかもしれませんが、俺たちオヤジの『O世代』もまだまだやれるぞ!ということが伝わってくれたらと思います」と語り、「この曲の歌詞にもあるのですが、16歳で矢沢永吉さんの『成り上がり』に出会い、そこからロックンロール一筋で今年還暦を迎えました。永ちゃんに憧れた自分も今では爺ちゃんですが、還暦は干支が一周してまた『0歳』に戻るということでもありますので、O世代の皆さんに元気と活力を与え、新たなスタートという気持ちで夢の『紅白歌合戦』への出場を目指したいと思います。ロックンロール!」と、還暦からの成り上がりストーリーに意欲を見せました。
また、同曲がTikTokで支持されていることに対し音楽評論家の
富澤一誠は、「これまでは世代間でいがみ合い対立するような時代だったが、SNSの普及により『おじさん構文』や『おっさんビジネス用語』など、どこかユーモラスでチャーミングに“大人世代をいじる”ことで、新たな世代間のコミュニケーションが生まれているのではないだろうか。時代錯誤なリーゼント姿で、自虐的に『俺たちオヤジはO世代』と歌う坂本つとむは、Z世代の親御世代ともリンクし好意的に捉えられているのだろう」と分析しています。