『
百円の恋』、『
愛の渦』、『
アンダードッグ』など、公開規模の大小にかかわらずウェルメイドな作品で数々の映画賞を獲得してきた東映ビデオ(株)が2021年6月に新たな才能を発掘する新プロジェクト「TOEIVIDEONEWCINEMAFACTORY」を立ち上げました。キャリアも年齢も多種多様なクリエイターの方々から309本の企画と脚本が応募された中、記念すべき第1回製作作品に選ばれた
中村貴一朗監督による『神回』。この度、数えきれないほど繰り返す時間の中で切ない想いと人間の本性とが交錯する、新感覚のタイムループを映し出した本予告映像及び本ポスター・ヴィジュアルが公開されています。
「タイムループもの」という洋画・邦画ともに数多くの作品が存在するジャンルに挑みつつも、凡庸な青春ストーリーにとどまらず、学校という閉鎖空間の中で人間のさまざまな感情をあぶりだした脚本が、特別審査員を務めた
足立紳(監督・脚本家)ほか、多くの審査員から絶賛されました。
監督・脚本を務めるのは、短編『GUNKANJIMA-TravelerinTime-』が国内外の映画祭で評価された新鋭・中村貴一朗。プロジェクションマッピングやドローン撮影などの先端技術を駆使した映像表現を得意とし、ストーリー、映像ともに斬新な表現で日本映画界に新風を巻き起こすこと必至。主人公・樹に扮するのは、NHK連続テレビ小説『
カムカムエブリバディ』〈ひなた編〉でヒロインの弟・桃太郎役を好演し注目を集め、今後も続々と出演作を控える
青木柚。その同級生・恵那役を、2021年ぴあフィルムフェスティバルで高評価を得た自主制作映画『愛ちゃん物語』や『ぬけろ、メビウス!!』と主演が続く
坂ノ上茜が演じ、樹の心情が変遷していく中でループし続ける時間に対峙し続けます。
ポスターは本作の主な舞台となる教室で、打合せが始まる13時時点の2人を切り取ったもの。「この時間は、監獄か天国か――!?」というキャッチコピーでも表現される通り、今から始まるタイムループがどんな方向に進むのか想像がつかないヴィジュアルに仕上がっています。
『神回』は7月21日(金)より東京・新宿シネマカリテほかにて全国公開。
©2023 東映ビデオ