ドイツ・グラモフォンが2022年秋に本国でスタートさせた、配信サービス「ステージプラス」が日本上陸。4月4日(火)にサービス開始されました。ステージプラスは、クラシック音楽に特化した映像&音楽配信サービス。加入すると、ユニバーサルミュージックグループの世界的なアーティストのライヴ中継、演奏会&オペラ映像、ドキュメンタリー、ミュージック・ビデオ、インタビューなどの幅広いコンテンツが体験できます。さらに、ドイツ・グラモフォンとデッカの新譜やカタログ音源もロスレス、ドルビーアトモスなどの最新の技術で楽しめるサブスク・サービスです。
4月4日には東京・上野の東京文化会館でステージプラスに関する記者会見が行われ、ドイツ・グラモフォン社長のクレメンス・トラウトマン、ユニバーサルミュージック合同会社の社長兼最高経営責任者である藤倉尚、ドイツ・グラモフォン所属のピアニスト、
ヤン・リシエツキらが登壇しました。
藤倉はステージプラスの日本版ローンチについて、ドイツ・グラモフォンと日本の長く親密な関係に触れつつ「ドイツ・グラモフォンの名盤は、日本において多くの才能あるクラシック音楽演奏家と、多くのファンにインスピレーションを与えてきました。このたびドイツ・グラモフォンの革新的なストリーミング・プラットフォームステージプラスの日本版を発表し、日本のクラシック音楽ファンの皆様に素晴らしい体験を提供できることを嬉しく思います。同時にこのプラットフォームを通じて、より多くの日本のクラシック演奏家を世界に紹介することを楽しみにしています」とコメント。続いてマイクの前に立ったトラウトマンは、「我々は、クラシック音楽へのアクセス方法に革命を起こし、パートナーや音楽家たちとともに、音楽がもたらし得る最高のものを、聴衆に届けたいと考えています。日本では、国内および海外からのアーティストによる演奏会が盛んであり、高い見識と情熱を持ったファンが数多く存在します。ステージプラスは、アーティストの舞台での活躍とメディアでの展開を、一体かつ総合的に展開する初めてのサービスであり、我々が彼らから得た最初のフィードバックは、非常にポジティヴなものでした。ドイツ・グラモフォンは今年、125周年を迎えますが、ステージプラスは、創業以来レーベルの特徴である創造的で革新的な思考のあり方を示す好例と言えます」とステージプラスにかける意気込みを語りました。
日本でのサービス開始を記念して、東京・春・音楽祭2023の一環として行なわれるヤン・リシエツキの4月5日(水)の公演と、
キット・アームストロングの4月8日(土)の公演が日本からライヴ配信されます。
写真は4月4日の記者会見登壇者。左から、芦田尚子(東京・春・音楽祭実行委員会事務局長)、藤倉尚(ユニバーサル ミュージック合同会社 社長兼最高経営責任者[CEO])、ヤン・リシエツキ(ピアニスト)、クレメンス・トラウトマン(ドイツ・グラモフォン社長)、ローベルト・ツィンマーマン(ドイツ・グラモフォン副社長・ダイレクトコンシューマービジネス)。
Photo by Ryota Mori