大ヒット『
呪怨』シリーズを手掛け、ハリウッドリメイク版として世界中で公開された『
THE JUON/呪怨』が日本人監督として初めて、全米興行収入1位を獲得。近年では、『
犬鳴村』など話題の「村シリーズ」を手がけた、Jホラーの巨匠・
清水崇監督の最新作『ミンナのウタ』が、8月11日(金)に公開することが決定。この度、本作のティザー・ヴィジュアルと特報映像が公開されました。
先日公開された卒業アルバム写真に写った“少女S”。不穏な雰囲気のみ明かされていた少女が、“さな”という女子中学生であることが明らかに。さなは、カセットテープレコーダーで“命が消える音”を集め、その音を一度聴いてしまった者は、メロディに取り憑かれ、自らも口ずさんでしまうとのこと。
この度公開されたティザー・ヴィジュアルは、さながカセットテープに手を伸ばし、“命が消える音”=“呪いのメロディ”を今にも世に放とうとする様子がうかがえます。学生服の襟元には、赤い血痕のようなものが付着しており、表情までは読み取れませんが、見開かれたその鋭い眼差しに目を奪われるヴィジュアルとなっています。
また、特報映像は、とある女性が1本のカセットテープを手にするところから始まります。少女・さなのものらしき不可解なノートや、「SANA」と書かれたカセットテープレコーダー、“ワタシのユメ”という作文には、「自分の歌で、私の世界に惹き込む...」と“呪いのメロディ”誕生の真相を思わせる意味深な文章。「カセットテープ...届き...ま...した...?」という少女の声に続き、耳に残る不気味なハミングのメロディ、そして薄暗い階段の奥には、少女・さならしき姿が映し出されています。このメロディを、聴いたら最期――。
あわせて、さなのInstagramアカウントが公開。投稿数は既に120を超えています。「どんなオトかな」「届いタかナ」「わ夕しが聞きたいのはこのオトじゃナい」など不気味なメッセージと共に投稿されており、このアカウントにさなの正体に迫る手がかりが隠されているかもしれません。今後の彼女の動向にも要注目です。
なお、ティザー・ヴィジュアルや特報映像のキャスト・スタッフ表記部分が、さまざまな色で塗りつぶされています。“呪いのメロディ”に、巻き込まれてしまう人物とは一体誰なのか――。その“メロディ”から逃れる手立てはあるのか……。これらの断片的な手掛かりから、ぜひ映画の全貌を読み解いていただきたいところです。映画『ミンナのウタ』は、8月11日(金)公開。この夏、本当の恐怖がやってくる――。
[コメント]ホラーのダークヒロインと言えば、背景に悲劇を纏った女性が多く、ここ数年の拙作でも、彼女らのいたたまれない過去をミステリー仕立てで描いてきました。
......が、本作のダークヒロイン:“さな”は少し毛色が違います。
貞子/伽椰子に続くホラークィーンに“さな”ちゃんが、彼女の歌声共々仲間入りさせてもらえる事を願って――
寄り添ってくれないと、あなたの家にもデモテープが届くかもしれません。
さて、ところで本作の主演はどんな方でしょう?
ヒント:ここ最近、僕の映画では、アーティスト出身の方が主演での作品づくりが続いています。
しかも何故か、TVのあるバラエティ番組で怖がらせた方が続いており......
......あ、プロデューサー!?......すいませんーこれ以上はまだ言いません......
あ、お、おいっ放せ!言わない!言わないからぁ!!!!――清水崇©2023「ミンナのウタ」製作委員会