2023年に創立100周年を迎えるディズニーが、1991年に公開(USは1989年に公開)され、後に『
アラジン』『
美女と野獣』の誕生へ続くきっかけとなった名作アニメーション『
リトル・マーメイド』を実写映画化。ディズニー・レガシーを受け継ぐ最高のスタッフ&キャストで贈る豪華一作が、6月9日(金)より全国劇場にて公開されます。
本作の主人公は、海の王女アリエル。まだ見ぬ人間の世界に憧れていたアリエルは、掟によって禁じられているにも関わらず、ある日人間の世界に近づき、嵐に遭った王子エリックを救います。この運命の出会いによって、人間の世界に飛び出したいという思いを抑えきれなくなったアリエルは、海の魔女アースラと恐ろしい取引を交わします。それは、3日間だけ人間の姿になれる代わりに、世界で最も美しい声をアースラに差し出すことでした。
これまで実写版のディズニープリンセスの吹替と言えば、『美女と野獣』では
昆夏美(ベル役)、『アラジン』では
木下晴香(ジャスミン役)が務めるなど、圧倒的な歌唱力を持つミュージカル女優が担当してきました。『リトル・マーメイド』のアリエル役にも大きな注目が集まる中、この度ついにアリエル役の声優が決定。自分を信じ、心の感じるままに新しい世界へ飛び出すアリエルを演じるのは、ミュージカルやドラマで活躍中の女優・
豊原江理佳。2008年にミュージカル『アニー』でアニー役を務めデビューしたことで注目を集めた彼女は、その後ニューヨークに単身留学し本格的に演技を学び、舞台『ピーター&ザ・スターキャッチャー』やミュージカル『The Fantasticks』『ザ・ビューティフル・ゲーム』などの話題作に出演。その圧倒的な歌声で多くの人を魅了している彼女が、大抜擢となりました。
今回、声優オーディションの再面談があると、スタジオに呼ばれた豊原にサプライズ報告を実施。スタジオに入った豊原は笑顔を見せつつも緊張感漂う空気の中、モニターに『リトル・マーメイド』の映像が流れた後、「アリエル役 豊原江理佳様に決定!!」というテロップが表示され、サプライズが告げられました。夢にも思っていなかった形で自身がアリエル役の声優を務めることを知った豊原は、嬉しさのあまり言葉も出ない程の号泣。涙が止まらない豊原に、吹替の歌唱監督と台詞監督より花束と台本が渡され、「アリエルの可憐さや好奇心、品の良さが全部(豊原さんの)声にのっていた」、「台詞にもとても心がこもってました」と太鼓判。さらには本国のアリエル役であるハリー・ベイリーからも「アリエル役おめでとうございます!あなたの素敵な歌声と共に、日本の皆様に『リトル・マーメイド』の魅力が届くことを楽しみにしています。自分を信じて飛び込んでいけば、あなたはきっと沢山の人の心を動かせると思います」とお祝いメッセージも届き、再び感極まり、サプライズは大成功に終わりました。
幼い頃からアニメ―ション版やブロードウェイの舞台版を観るなど『リトル・マーメイド』が好きだという豊原。サプライズ発表直後のインタビューでは、「本当に(アリエル役を)強く望んでいました。やりたかったので、今も信じられないですね。嬉しいとか、びっくりしたという感情もまだ湧かないくらい感激しています」と今回の大抜擢について笑顔で話しました。さらに、本作品を象徴する名曲「パート・オブ・ユア・ワールド」については、「アリエルが人間の世界に行きたいという強い憧れを一番に感じます。私達も強く感じることのある気持ちだと思うので、共感できるし、(映像の中でも)そこに手を延ばしていくアリエルが凄く印象的です」と、歌を通して自分の心に真っ直ぐなアリエルへの共感の気持ちを語りました。
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