Beyond Boundary Chamber Orchestra 2023/04/18掲載(Last Update:23/05/10 16:52)
ピアニスト、電子音楽家の中村浩之が編成、作曲を手掛けるプロジェクト、NAKAMURA Hiroyuki Project“
Beyond Boundary Chamber Orchestra”が、ダンスカンパニー“DRAMATIC WORKS”による演目『SITA YOKOHAMA』で演奏した楽曲群を収録したサウンドトラック『
SITA』を4月19日(水)にリリースします。
NAKAMURA Hiroyuki Project“Beyond Boundary Chamber Orchestra”は、ピアニスト、作曲家、電子音楽家にして、リーダー・ユニット“UN.a”でも活動する中村浩之が発足。中村浩之(pf,key,cond)と中村とユニット“UN.a”を組む宇津木紘一(sax)をはじめ、前田竜希(b)、中浦ヒロ(vo,vn)、
qujioki(rap,sampler)、津田悠佑(perc)、増圭介(tb,euph,f.hn)、神田珠美(vn)、糸永衣里(vla)、穴田貴也(vc)の10名からなる楽団です。
3年に一度横浜で開催される日本最大級のダンスフェスティバルにて、2021年9月に上演された演目『SITA YOKOHAMA』では、本楽団が実力派ダンサーたちと共演し、身体表現、肉声と音楽を融合させる新たな試みがなされました。ジャズ、クラシック、ラテン、イスラム、ヒップホップ、電子音楽と全てが一体となるサウンドは、フェイクではなく島国におけるリアルを描いた、島国の混血の宮廷音楽とも言えるサウンド。それぞれの楽曲には各ダンサーの名前を冠し、ダンサーのイメージを元に制作。独立しながらも互いに干渉し合う楽曲となっています。ピアノの独奏で幕開け、中東的なメロディが複雑なリズムと絡みあっていき、qujiokiのラップが高揚へと誘う「Ai」、
ミシェル・ルグランによる映画曲にqujiokiの独白とも言えるラップが全体を包み込む「Shimba(The Windmills Of Your Mind)」、タンゴ楽章「Satoshi」、ルンバ楽章「Juli」など、全7曲が収録されています。
なお、Beyond Boundary Chamber Orchestraは、5月27日(土)の19:00より、屋外コンサートとして映像と音楽の祭典〈VENUSの祝祭〉を川崎駅前付近にて開催します。巨大LEDパネルに映し出される独創的なCGと細部にまで拘った斬新な音楽で贅沢な異空間へと誘う本公演。ゲストに、Mizue Tanaka(vo)、Yuri(fl)、Yu Yeung(二胡)が参加します。