2021年に東京・武蔵野館が、映画文化と新宿の街の更なる発展を願って立ち上げた「新宿東口映画祭」が、2023年は5月26日(金)から6月8日(木)まで武蔵野館、東京・シネマカリテにて開催。「愛をスクリーンで」をテーマに、様々な愛を描いた秀作がラインナップされています。
注目の新作は、
篠田諒・
北山雅康・
泉谷しげるらが出演、日本の各地に存在する“ゴミ屋敷”を舞台に、捨てられない人と、捨てようとする人の姿をコミカルに描いた『断捨離パラダイス』と、誰にでも起こりうる“認知症”、音楽を処方箋に認知症と向き合う音楽療法士にスポットを当てた『認知症と生きる 希望の処方箋』。劇場公開よりいち早く観ることができる機会となっています。
また日本映画では、
西城秀樹を主演に迎え不良少年・誠と純粋な少女・愛との純愛を描いた『
愛と誠』、
山口百恵の「その火を飛び越して来い!」の台詞、シーンに心ときめく『
潮騒』、
郷ひろみ主演、友情と愛情の間に心悩む姿にキュンとする『さらば夏の光よ』、
ピンク・レディーが主演映画作品に挑むという設定の『
ピンク・レディーの活動大写真』など、愛を表現する俳優陣が魅力のラインナップ。ほかにも、
浅丘ルリ子がマドンナを演じた『
男はつらいよ 寅次郎相合い傘』、
黒木瞳の『
失楽園』をはじめ、
妻夫木聡、
オダギリジョー、
柴咲コウ、
宮沢りえ、
三浦春馬、
多部未華子などが出演する映画が揃っています。
洋画では、少年と少女の出会いから悲しい別れまでを描く『
ボーイ・ミーツ・ガール』、ブラジルの貧民街を舞台に夢と愛を求める少年たちが主役を務め、
サントラ盤も人気の『
シティ・オブ・ゴッド』、2015年の日本公開当時、主演で初来日の
マッツ・ミケルセンが武蔵野館に来館して観客をメロメロにしたというエピソードがある『
悪党に粛清を』などが上映されます。
アニメーション作品は、伝説的作品に注目。現在でも新作が製作されている「サイボーグ009」の劇場第一作『サイボーグ009』、多くの観客を魅了するサンリオ作品からはタイトル通り伝説とも言うべき作品『
シリウスの伝説』が再登場。昨年マニアック心をくすぐらせたTVアニメ『一ツ星家のウルトラ婆さん』も登場するほか、しんのすけが新宿東口のスクリーンで大暴れ?『
映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』がラインナップされました。
さらに、無声映画では弁士が熱く愛を語ります。王子と下宿の娘との青春純愛をロマンティックに描く『思ひ出』。映像だけでなく、弁士・
澤登翠の語りに心ときめくこと必至。加えて、クラシックアニメ短編6本も上映され、弁士それぞれの特徴ある語りが堪能できます。
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