[ライヴ・レポート] バンドサウンドに編曲された「Pink Venom」の前奏が流れると現場は早くも揺れた。BLACKPINKは強烈なカリスマ性を見せつけながら、「WHISTLE」、「Lovesick Girls」、「PLAYING WITH FIRE」、「Shut Down」などグローバルファンから爆発的に愛されたヒットパレードを繰り広げ、さらにはメンバー4人それぞれのソロパフォーマンスもセットリストに彩りを加えた。トップバッターとして出たJENNIEの未発売曲「You&Me」を皮切りに、JISOOの「FLOWER」、ROSEの「Gone」と「On The Ground」、LISAの「MONEY」まで4人4色の魅力が込められた舞台が観客のボルテージを一気に最高潮までに導いた。
ステージはこれまでのワールドツアーで磨き上げた強烈なパフォーマンスと揺るぎない歌唱力で終始会場を沸かせた。客席に向かってマイクを向け、自然に歓声と拍手を引き出しステージを走り回る姿に、観客たちもグループのシグネチャーサウンドである「BLACKPINK IN YOUR AREA」を一緒に叫び、熱い呼応で応えた。
一方、BLACKPINKは約150万人を動員するK-POPガールズグループ最大規模のワールド・ツアー〈BLACKPINK WORLD TOUR[BORN PINK]〉を開催中だ。昨年、北米公演と欧州ツアーを盛況に終えたBLACKPINKは、アジアに向けてより多くのファンと会っている。22日には再び〈コーチェラバレーミュージックアンドアーツフェスティバル〉の舞台に立つ。また、7月にはK-POPアーティストとしては初めて英国最高の音楽フェスティバル〈ハイドパークブリティッシュサマータイムフェスティバル〉にヘッドライナーとして出演する予定だ。